長崎県のニュース
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相続税4億円余脱税で有罪判決
死亡した夫から相続した財産の一部を隠し、相続税およそ4億3000万円を脱税したとして相続税法違反の罪に問われている被告に対し、長崎地方裁判所は懲役2年、罰金5000万円、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
この裁判は、佐世保市の無職、関律子被告(64)が3年前に死亡した夫が残した財産の相続税を佐世保税務署に申告する際、本来は課税分を15億円あまりと申請すべきところを5億円あまりしか申請せず相続税およそ4億3000万円を脱税したとして、相続税法違反の罪に問われているものです。4日の判決で、長崎地方裁判所の重富朗裁判長は、「税理士から申告義務の説明を受けたにもかかわらず、申告済みの1万円を除く、現金や相続人名義の預貯金などを納税せず、犯意の強さは明白だ」と指摘しました。
そのうえで、「隠蔽工作を伴うのではなく計画性もさほどないなど、悪質性が高いものではない」として、懲役2年、罰金5000万円、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
12月04日 19時13分