数学1位・読解力2位・科学4位、国際学力調査で韓国が最上位クラスに
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DECEMBER 04, 2013 05:14.
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韓国の満15歳の生徒の数学の実力が経済協力開発機関(OECD)の加盟国の中で、最上位クラスにランクされた。OECDが3日発表した「12国際学習到達度調査(PISA)」の結果だ。
PISAは、満15歳の生徒の数学、読解力、科学の素養の水準と推移を把握し、国際的に比較するために3年ごとに実施される。今度はOECD加盟34ヵ国や非加盟国など65ヵ国の生徒約51万人を対象とした。
評価結果、韓国はOECD加盟国の中で数学で最も高い点数(554点)をもらった。読解力の平均点数536点は2位、科学平均538点は4位に当たる。日本は読解力や科学でそれぞれ最も高かった。
全65ヵ国に対象を広げると、韓国は、△数学と読解力3〜5位、△科学5〜8位で全ての領域で上位だった。
数学への学習動機や自我信念を評価したときは、韓国は興味と楽しさを含めた内的動機指数がマイナス(−)0.20%で65ヵ国の中で58位だった。指数は0を平均に−1が最も低く、1が最も高いという意味。
数学が未来の学習と職業に有用という学習的動機を意味する道具的動機指数も−0.39で大きく立ち遅れた。65ヵ国の中で動機的動機指数が韓国より低い国は、ルーマニア(−0.59)、日本(−0.50)、オーストリア(−0.41)だけだった。反面、数学への不安感は0.31で平均をずっと上回った。
韓国教育課程評価院のキム・ソンスク教育評価本部長は、「目立つ学業成就に比べて、低い動機と高い不安感は明らかに問題だ。特に、女子生徒の動機指数が低いので、多角的な方向で改善策が求められる」と指摘した。
数学で韓国の上・下位クラスの生徒の格差が広がっている部分も今度の調査で確認された。生徒を最下1グループ〜最上6グループに区分したとき、09年のPISAと比べて、6グループの比率が7.8%から12.1%へ増えた。1グループも9.1%へ1%増加した。特に、1グループは△03年9.6%△06年8.8%△09年8.1%へ減り続けたものの、今度は増加した。性別に比べると、5グループ以上の比率が数学・科学では男子生徒が、読み取りでは女子生徒が相対的に多かった。