スポーツで有名な私立龍ヶ谷学園のバレー部は、以前はかなりの強豪チームだったが、今では弱小クラブになっていた。
その上、バレー部の顧問が辞めてしまったことで、部としても存続の危機を迎えていた。
そんな中、今年赴任したばかりの主人公・古賀雅人。
彼は、バレー部主将で親戚でもある高梨風花から顧問になってほしいと熱烈に頼まれ、半ば強引に顧問をすることになってしまった。
学生時代にバレーボールの経験があるとはいえ、教えられるほどではなかった雅人は戸惑いながらも、なんとか部員たちと良い関係を築き始めていた。
だが夏を迎えようとしていたある日、学園側からバレー部の廃部を検討していることを聞かされる。
しかも、その内容には顧問である雅人の進退についても言及されていた。
‘練習試合で勝てなければ、君にも責任の一端を負ってもらう。’
責任の一端ということは……学園解雇？
いきなり崖っぷちに立たされた雅人は練習試合に勝利するため、部員たちと合宿を始めるのだった！
