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04 Dec 2013 14:35

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復活エレカシが木村拓哉と共演 名曲『今宵の月のように』を高らかに歌い上げる

リアルサウンド 12月4日(水)22時43分配信

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復活エレカシが木村拓哉と共演 名曲『今宵の月のように』を高らかに歌い上げる

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復活エレカシが木村拓哉と共演 名曲『今宵の月のように』を高らかに歌い上げる
『2013FNS歌謡祭』公式ホームページ

 年末恒例の音楽番組『2013FNS歌謡祭』(フジテレビ系)が、12月4日19時より生放送された。今年は、ジャニーズからはSMAP、嵐、KinKi Kids、TOKIOなどのベテラン勢に加え、Sexy ZoneやKis-My-Ft2、Hey! Sey! JUMPなどの若手も登場。アイドルグループはAKB48グループ、ももいろクローバーZ、E-girls、乃木坂46などの人気グループが揃った。ダンス系では、EXILEやGENERATIONS、TRFなどが名を連ね、ロックバンドではLUNA SEA、スキマスイッチ、エレファントカシマシ、OKAMOTO’Sなどが出演した。ほか、きゃりーぱみゅぱみゅ、コブクロ、小室哲哉、槇原敬之、和田アキ子など、ジャンルや世代の垣根を越えてさまざまなミュージシャンが集い、それぞれ趣向を凝らしたパフォーマンスを披露した。

 『FNS歌謡祭』は、異色の組み合わせによる共演や、意表を突いた選曲、音楽監督である武部聡志氏を中心とする統一感のある演奏などが見どころ。「奇跡のコラボレーションメドレー」と題されたコーナーでは、80年代に一世を風靡した斉藤由貴とAKB48の渡辺麻友が「卒業」を共に歌ったり、西野カナが水樹奈々とともに「Always」を熱唱したり、郷ひろみがももいろクローバーZをバックに従えて「林檎殺人事件」を披露したりと、まさにこの番組でしか観ることができない組み合わせのメドレーが実現した。また演奏面では、水樹奈々とT.M.Revolutionが歌う「WHITE BREATH」のキーボードを浅倉大介が務めたり、AKB48の「ハート・エレキ」にTHE ALFEEの高見沢俊彦がギターとして参加したり、相川七瀬がSKE48と歌う「BREAK OUT!」のギターを音楽プロデューサーの織田哲郎が演奏したりといった豪華な演出も見られた。

 華原朋美は、かつての恋人であり、ミュージシャンとしての道を歩むきっかけを作った小室哲哉と共演し、代表曲である「I'm proud」と「I BELIEVE」を続けて披露。華原は「どうしてあんなに素直に夢が見れなくなってた?」「会えなさそうで会えそな気がしてたから生きてた…」といった詞を、小室の顔をしっかりと見据えながら歌い上げた。華原は歌唱の後、声を震わせながら「小室さん、今まで迷惑と心配ばかりかけてすみませんでした。これからはちゃんと前を向いて歩いていけそうです。今日は本当に楽しかったです、ありがとうございました」と話し、小室はそんな華原に対し「頑張ってね」と声をかけた。華原にとっては、長年のわだかまりが解けた瞬間だったのかもしれない。

 後半のハイライトは、木村拓哉とエレファントカシマシの名曲コラボだ。ボーカル宮本浩次の左耳疾患による1年近い休養を経て、今年9月の日比谷野外音楽堂公演で復活を果たしたエレファントカシマシ。彼らの1997年の名曲「今宵の月のように」を、ギターを抱えた木村拓哉がアカペラで歌い出す。そこに宮本の歌声とバンドの演奏が加わり、スタジオには張り詰めた空気が生まれた。バックには武田真治がサックスで加わり、演奏は次第に熱を帯びていく。木村拓哉のボーカルは、宮本への敬愛を感じさせるオーソドックスなもの。宮本もそれを受け止めながら、伸び伸びとした歌声を披露した。歌い終えて握手を交わした二人は、演奏中のシリアスな表情から一転、ホッとしたような笑顔を見せた。成熟した大人のシンガーふたりの、実りあるコラボレーションだったといえよう。

リアルサウンド編集部

最終更新:12月4日(水)22時43分

リアルサウンド

 

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