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白血病患者の不妊治療を支援
11月29日 13時38分

白血病患者の不妊治療を支援
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抗がん剤治療などによる影響で、子どもが望めなくなるおそれがある白血病の女性患者が、治療の前後に不妊治療を受ける際の医療費を支援しようと、NPOなどが基金を設立しました。

基金を設立したのは、白血病の患者を支援しているNPO「全国骨髄バンク推進連絡協議会」などです。
白血病の治療では、医療技術の進歩などによって症状が改善する患者が大幅に増えていますが、抗がん剤や放射線治療による影響で、治療後、不妊に悩む患者も多くいます。
女性患者の場合、治療が始まる前に卵子を凍結保存し、治療後、不妊治療を行う患者もいますが、白血病の治療自体にも多額の費用がかかるため不妊治療をためらう人もいるということです。
このため基金では、白血病の女性患者を対象に、卵子の凍結保存や体外受精などの不妊治療をする場合、30万円を上限に支援するとしています。
基金の設立に関わった大谷貴子さんは、「将来のために卵子を保存しておくことは、厳しい治療に希望を持って立ち向かう原動力にもなる。今後は寄付も募って多くの患者が利用できるようにしたい」と話していました。

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