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タイ 国王誕生日前にデモ一時沈静化12月4日 20時42分
反政府デモが続いているタイでは、5日、国民からの尊敬を集めるプミポン国王の誕生日を迎えるのを前に治安当局とデモ隊側の双方が融和姿勢を強調し、一時的に事態が沈静化しています。
反政府デモが続いているタイの首都バンコクでは、治安当局が3日、デモ隊との衝突を回避するために、これまで行ってきた政府機関周辺の道路などの閉鎖を解除しました。
国民からの尊敬を集めるプミポン国王の誕生日を前に、一時的に事態の沈静化を図ったとみられ、デモ隊側も4日は、抗議集会を行ってきた広場で、国王の誕生日を祝う準備のためとして、大規模な清掃を行っています。
また、3日、敷地内で抗議集会が行われた首相府にもインラック首相が6日ぶりに戻り、執務しています。
一方で、タイの警察本部の前には4日も一時、数千人のデモ隊が集まりました。
警察は、バリケードを撤去し、敷地内に入ることを許可しようとしましたが、デモ隊の代表者らは要望書を手渡すなどしただけで立ち去り、治安当局とデモ隊側の双方が融和姿勢を強調しています。
しかし、デモを主導するステープ元副首相は、あくまでインラック首相の退陣を求めるとして、国王の誕生日のあと、再び抗議行動を呼びかけており、6日以降、再び混乱が起きることが懸念されています。
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