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 2013/12/3(火)
 松阪市 牛舎建設計画に反対 周辺自治会が要望書提出
【中島議長に要望書を手渡す(左から)森田虹が丘自治会長と、中出下蛸路自治会長=松阪市役所正副議長室で】
【松阪】松阪市下蛸路地区に民間会社が牛舎建設を予定している問題で、地元住民を代表し、中出紀正下蛸路自治会長(62)と森田英樹虹が丘自治会長(55)の二人が二日、地元選出市議会議員三人と共に、市議会正副議長に建設反対を呼び掛ける要望書を提出した。

 要望書は周辺十二カ所の自治会代表連名で提出。主な内容として、「一千頭規模の牛舎からの悪臭、害虫、牛の鳴き声による騒音等周辺地域への生活環境の影響の懸念から地域住民の生活環境を守るため、開発を許認可する県や、県から開発の意見書提出を求められている松阪市長に対し、地域住民の反対の意思を届けてほしい」としている。

 この日は、中出、森田両自治会長に、永作邦夫、大平勇、松田俊助の三議員が同行し、中島清晴議長と山本芳敬副議長に要望書を提出。

 中出自治会長は、「農業排水や周辺漁業にも悪影響を及ぼす」と訴え、森田自治会長も「新しい団地で若い人も多く、子どもらの衛生が心配」と主張した。

 中島議長は、「多くの方が事実を把握するのが重要。強い思いを行政に伝えたい」と応じた。

 同問題をめぐっては、兵庫県加西市の畜産業「藤本畜産」(藤本剛造社長)が同地区内約三・九ヘクタールの社有地に牛舎建設を計画し、林地開発に向けて今年三月に県に許認可を申請。一方、住民側は一千二百四十二世帯分の反対署名を山中光茂市長に提出。また同社による住民説明会の開催などを求めている。




  
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