国会会期末の6日が迫り、与党が会期内の成立を目指す特定秘密保護法案に反対する動きが兵庫県内でも広がっている。豊岡市では3日、弁護士らが集会を開き、「憲法を守れ」というシュプレヒコールを続けた。
機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込んだ法案は、11月26日に衆議院を通過し、参議院で審議入り。「熟議がなされた」とする与党が成立を目指す一方で、「知る権利」の侵害などを懸念する声が高まっている。
JR豊岡駅近くの公園では、3日午後5時半から「緊急行動」を掲げた集会があり、50人以上が集まった。「秘密の範囲が曖昧で、国民を罰則で縛る」「法律の撤回を目指そう」などの声が上がり、参加者は横断幕やプラカードを手に商店街を歩いた。
神戸YWCA(神戸市中央区)は2日、「ジャーナリストや研究者、一般市民が萎縮して、真実を求める意志を失う」などとして「断固反対」との声明文を発表。地元選出の国会議員に法案への「反対」を呼びかける。
4~5日は、姫路市や尼崎市などで市民団体が抗議集会を予定。6日にも、神戸・三宮周辺でデモ行進が計画されている。
(若林幹夫、岸本達也、小川 晶)
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