「雪合戦」楽しめる疑似体験システム開発(2013/11/27 14:00)
雪合戦システムを楽しむ児童。画面奥の映像が眼鏡形ディスプレーに反映されている
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 雪合戦を疑似体験できるシミュレーションシステム「スノーファイト」を制作した、八戸工業高等専門学校の電子情報工学部メンバーが22日、開発に協力した八戸市立白山台小学校の児童を訪ね、完成報告を兼ねた体験会を開いた。
 スノーファイトは、雪の降らない地域の子どもたちに雪合戦の楽しさを感じてもらうために開発。その際、学童保育団体「白山台みどりのかぜ児童クラブ」の活動拠点であるみどりのかぜ保育園で、児童に試作段階の機材を使ってもらい、出来栄えや課題を確認していた。完成作は、第24回全国高専プログラミングコンテスト全国大会の自由部門で3位に相当する特別賞を受賞した。
 同園を訪れたメンバーは児童に受賞を報告し、「みんなのおかげで完成しました。今日は思い切り遊んでください」と感謝を述べた。児童は眼鏡形のディスプレーに映るバーチャル空間に驚きながら、センサーが取り付けられた雪玉≠力いっぱい投げてはコンピューターとの対戦を満喫した。
 同小2年の三浦聖琥(まこ)君(7つ)は「慣れるまでが難しかったけど、もっと遊んでみたい」とにっこり。開発メンバーの日山拓海さん(18)=電気情報工学科3年=は「もっと利用しやすくなるよう、さらに改善を施したい」と意欲を見せた。(井上周平)
【写真説明】
雪合戦システムを楽しむ児童。画面奥の映像が眼鏡形ディスプレーに反映されている

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