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◆プロボクシング世界戦 ▽WBO世界バンタム級タイトルマッチ ○亀田和毅(判定)イマヌエル・ナイジャラ●=亀田和毅が初防衛=(3日、大阪・ボディメーカーコロシアム) IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅(24)=亀田=が、前代未聞の不可解裁定でIBF王座を防衛した。ウエートオーバーで王座を剥奪された前WBA同級王者のリボリオ・ソリス(31)=ベネズエラ=に1―2の小差判定負けで王座統一に失敗。しかし、IBF側は大毅が負けなら王座は空位になるとした前日までの説明を翻し、ソリスの計量失敗の時点で勝敗に関係なく、大毅の初防衛が決まっていたと説明した。WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(22)=亀田=、IBF世界ミニマム級王者・高山勝成(30)=仲里=もV1に成功した。
和毅が、苦虫をかんだような渋い顔で勝ち名乗りを受けた。日本初実施のWBOのタイトルマッチで完勝。最大10点差の大差で地元に錦を飾ったが、「相当、悔しいよ」と首を横に振った。「自己採点? 5点ぐらいやろ。自分のボクシングができんかった」。KOにつながる決定打を出せず終了ゴングを迎え、悔しさが勝った。
18戦無敗で世界初挑戦のナイジャラにつけ込む余地を与えない安定感のある戦いを見せた。13・5センチの長いリーチ差を生かした相手のリードジャブを、出入りの速い“うさぎステップ”でかきまわし懐に飛び込み確実に連打をまとめた。随所でロープ、コーナーに追い詰め、ガードをこじあけるような左の連打を何度も右脇腹にめりこませた。
だが、相手は倒れない。終盤はクリンチと頭突きに苦戦。額がボコボコに腫れ「相撲ちゃうんか。ぶつかり稽古とちゃうで」と怒りがわいた。「初めての(国内での)世界戦でしかも地元だから、いい試合せなと硬くなった」。11月には、WBA王者の兄・興毅(27)が大苦戦の末に2―1の小差判定でV8防衛し、一家の名誉回復も意識。「俺の見とけよ、ええ試合してやんぞ」と入れた気合が空回り。「まだまだキャリア不足やな。ええ勉強になった」と反省した。
圧倒的な知名度を誇る亀田3兄弟の中でも「ファンが望むカードをしないと」と危機感を常に抱く。11キロの減量苦も「正直、めっちゃきつい」。次戦V2戦は23戦全勝の同級1位ランディ・カバジェロ(23)=米国=との指名試合が有力だ。王者としての義務を果たし、本気で望んでいるWBC同級王者の山中慎介(31)=帝拳=との団体王座統一戦に照準を当てる。「まだまだ俺も22歳。これから伸びるんで、焦らずやってく」。ここからが勝負。これから問われる真価を大歓迎した。
◆亀田 和毅(かめだ・ともき)1991年7月12日、大阪市西成区生まれ。22歳。小学2年からボクシングを始める。アマ成績は27勝(10KO・RSC)1敗1分け1無効試合。08年11月に単身修業先のメキシコでのプロデビュー戦で2回KO勝ち。WBCバンタム級ユース王座、WBCバンタム級シルバー王座などを獲得し、13年8月、世界初挑戦で前王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)を判定で下しWBO世界バンタム級王座を奪取。プロ戦績は29勝(18KO)。身長171センチの右ボクサーファイター。
(2013年12月4日06時03分 スポーツ報知)
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