「韓国人の歴史観はすべてファンタジー」と斬り捨てるのは、待望の新刊『嘘だらけの日韓近現代史』を脱稿したばかりの憲政史家・倉山満氏。中でも“最も笑える妄言”を3つ挙げてほしいと請うたところ、下記のようなミもフタもない回答が(笑)。
「韓国という国は、2000年の歴史の中で常に『中華帝国の第一の子分である』ということにのみアイデンティティを置き、自助努力で独立しようという意思も能力も見せることがなかった。日韓併合が許せないと言いますが、それでは当時、現実的にどんな選択肢があったのかと聞けば『アメリカの植民地になりたかった!』と力説したりしますからね(笑)。独自の王朝を持ってはいても、独立国家の要件をまるで満たしていない。国というより単なる地名です」
それゆえに、日本には倭の時代から「中国への通り道」と見なされ、中国からは「単なる一部」扱い。そのコンプレックスが誇大妄想を生み出しているのだ。
「『大国であってほしい』と『大国である』の区別がつかない可哀相な人たちなので、言うことにいちいち腹を立てても意味がありません。それに、日本と韓国の仲が悪くなっても中国と北朝鮮を喜ばせるだけ。ネットの嫌韓派には、韓国憎しのあまり『韓国を南朝鮮と呼ぼう』なんて人もいますが、韓国を南朝鮮と呼ぶのは北朝鮮の公式見解。アナタは北の回し者ですか?と問いたいですね」
格下の韓国を叩くだけの幼稚なナショナリズムに耽溺せず、中国やアメリカにも毅然と立ち向かう――これぞ、真の国士たるものの態度である。
【倉山氏が選ぶ韓国の妄言ワースト3】
(1)独立国だと思っていること
「韓国が自立しようとしたのは、’70年代の朴正煕政権時の一度きりです。現実的な思考ができる軍事政権下でのみ韓国は正気を保てるのですが、文官政権になると元の木阿弥」
(2)文明国だと思っていること
「朝鮮国王という特権階級は、漢字が読めない自国民を見下し、話の通じる中華帝国のほうこそ同属と考えていた。そんなヤツらを文明国と呼んでいいものでしょうか」
(3)大国だと思っていること
「ワールドカップで4位になったから『世界経済のトップ4になろう』みたいな発想の飛躍はお手のもの。スポーツにかこつけて大国を気取る困ったクセがある」
■倉山 満氏 憲政史研究者。ベストセラー『嘘だらけの日米近現代史』、『嘘だらけの日中近現代史』に続くシリーズ最新作『嘘だらけの日韓近現代史』(いずれも扶桑社刊)が12月1日発売予定【続きを読む】