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「負けたら空位」一転王座保持/ボクシング

<プロボクシング:IBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦>◇3日◇大阪・ボディメーカーコロシアム

 IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅(24=亀田)が2団体統一王座獲得に失敗した。2日の計量で失格となり、WBA同級王座を剥奪されたリボリオ・ソリス(31=ベネズエラ)を攻略できず、1-2の判定負け。試合後にはIBFの立会人が会見し、公式ルール上、大毅の防衛を認めると発表。

 統一戦の立会人を務めたIBFリンゼイ・タッカー氏は試合後、IBF王座は大毅が保持する、と発表した。IBFのNO・2の地位となる選手権委員会の委員長となる同氏は「IBFからみてソリスは挑戦者。計量ミスした時点で勝敗に関係なく、王者は大毅」とした。2日の前日計量後は「負けたら空位」とした説明を覆した形で「そう言っていたら間違いです」と弁明した。

 同氏は昨年4月、WBA世界ライト級暫定王者リチャード・アブリル(キューバ)-ブランドン・リオス(米国)の同正規王座決定戦時、計量失敗したリオスが判定勝ちしたものの、アブリルが暫定王者に残った他団体の事例を出した。その上で「負けても防衛回数に入る」との見解を示したが、試合前にJBCやマスコミへ周知徹底しなかったことは、王座統一戦に水を差す「失態」となった。

 [2013年12月4日10時30分 紙面から]

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