2日の全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦」(東京・後楽園ホール)で、優勝本命2チームが相次いで失速した。秋山準(44)、大森隆男(44)組が初黒星を喫した上、今後の活動方針をめぐって意見が衝突。世界タッグ王者の諏訪魔(37)、ジョー・ドーリング(31)組はドローで“失点1”となり、早くも祭典に冬の嵐が吹き荒れた。
1勝1引き分けで迎えたアジアタッグ王者の鈴木鼓太郎(35)、青木篤志(36)組との3戦目。同期コンビがまさかの大逆転負けを喫した。
秋山は青木のダイブ式肉弾プレスに両ヒザを突き立てて迎撃。攻撃対象を青木に絞り大森と代わる代わる腹部に10分近くも集中砲火を浴びせた。
ところが、大森がアックスギロチンを鼓太郎に切り返されるとペースが一変。ラ・マヒストラルの連続技「エンドレスワルツ」を決められ、大森が3カウントを奪われた。大森は「研究されてるな…」と肩を落とした。
痛恨の初黒星でチームに埋まった地雷も危険な状態だ。大森がライバルの秋山と優勝を狙う真の狙いは、長期欠場中で「GET WILD」の盟友・征矢学に刺激を与えること。秋山は利用された形だ。
秋山は「それでいいんじゃない?」と大人の対応を見せたが、大森が「その先のことは考えられない」とコンビを最強タッグに限定する考えに真っ向から反論した。
「優勝したら、先は考えられないじゃないよ。先は見据えなきゃいけない。最強タッグに優勝した責任がある。もちろん世界タッグに挑戦するべきだろう」
祭典を制覇すれば、世界タッグ王座に挑戦する資格は十分。それを行使しない理由は見当たらない。リーグ戦制覇を目指す以上、優勝と世界タッグ挑戦は表裏一体でコンビは長期的に継続するのが筋というわけだ。
組み続ければ、新たな展開が生まれるかもしれない。秋山率いるバーニングは金丸義信と2人だけになっており、秋山は「ワイルド・バーニングになる可能性もある」とワイルド軍との合体も示唆。意見が衝突した2人の今後は波乱含みだ。
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