2013年12月2日18時56分
中部電力は2日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の敷地内の約6千年前の地層から、最大8メートルの津波の跡が確認されたと発表した。現在、海岸沿いに最大19メートルの津波を想定した防波壁を建設中だが、計画に影響はでないとしている。
昨年8月から今年3月にかけて、過去の津波の堆積(たいせき)物を調べる調査を実施。約6千年前に標高0~8メートルだった敷地東側の地層から、津波によると思われる砂などの堆積物が見つかったという。
浜岡原発周辺では、これとは別に過去の文献などから、1707年の宝永地震と1854年の安政東海地震でそれぞれ高さ6メートルの津波が押し寄せたことが判明している。
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