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【大リーグ】

ヤ軍、黒田に1年15億円超提示 マー君資金も確保 日本人に重点投資!?

2013年12月4日 紙面から

 日本人コンビに重点投資!? ヤンキースがFAとなった黒田博樹投手(38)に1年契約を提示したと2日(日本時間3日)、米放送局ESPN(電子版)が伝えた。年俸は1500万〜1600万ドル(約15億〜16億円)で、1500万ドルだった今季に続いて日本人投手最高額となる見込み。同局はまた、楽天・田中将大投手(25)のために、新ポスティングシステムの日米間での締結が年明けになろうともヤ軍は獲得資金を確保すると報道。覇権奪回へ、補強を急ぐ名門チーム。日本人投手への投資を惜しまず、巻き返しを期す。

 今季不調に終わった先発投手陣の整備へ、ヤ軍が2人のサムライ右腕に資金を集中投下する。まずは今オフにFAとなり、ヤ軍からのクオリファイング・オファー(QO、1年1410万ドル)を拒否した黒田との再契約だ。ESPNは、今季11勝を挙げ、3年連続200イニング登板を果たした右腕に対し、ヤ軍が1年1500万ドル〜1600万ドルを提示したと報道。合意すれば、昨季に続いて日本人投手最高額での契約だ。

 同局は、黒田が昨季もQOを拒否した後にヤ軍と再契約した経緯に触れ、「ヤンキースは黒田が先発の一角を担うことが最良の選択だと考えている」と明言。他の米複数メディアもキャッシュマンGMが「われわれは先発投手が必要で、黒田が戻ってきてくれることを願っている」とベテラン右腕の残留を熱望したと報じた。

 ヤ軍の投資先は黒田だけじゃない。今オフのメジャー移籍がささやかれるもう1人のサムライ、田中だ。同局は球界関係者の「ヤ軍は入札制度の締結が年明けにずれ込んでも田中を獲得する」との談話を紹介。日米間の制度合意時期にかかわらず、入札金と契約金で100億円を超えるとも言われる“マー君資金”を捻出する覚悟は固めている。

 来季のヤ軍の先発ローテについて、同局が理想に挙げるのは2007年のサイ・ヤング賞左腕サバシア、今季9勝のノバに黒田と田中を加えた形。逆に言えば、来季のヤ軍はいまだサバシアとノバの2人しか確定していない状況だ。ヤ軍の思惑通りに日本人投手2人が加入し、4人で今季計58勝の超豪華先発陣が完成するのか。名門復活を占う2人の動向。38歳と25歳のサムライが、ヤ軍の今オフの主要投資先であるのは間違いない。

 

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