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【芸能・社会】

2015年大河ドラマ主演に井上真央 吉田松陰の妹・文を描く「花燃ゆ」

2013年12月4日 紙面から

2015 年度大河ドラマ「花燃ゆ」の制作発表記者会見で登壇する井上真央=東京・渋谷で(石井裕之撮影)

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 NHKは3日、2015年の大河ドラマが、幕末の長州藩(現在の山口県)出身の思想家・吉田松陰の妹・文(ふみ)の生涯を描く「花燃ゆ」に決まったと発表した。ヒロインには、女優の井上真央(26)が起用された。井上は東京・渋谷のNHKふれあいホールで会見し、「偉人ではないので不安もあるけど、私みたいに歴史に疎い方でも身近に感じられると思う」と意気込みをみせた。

 井上は大河初主演。子役でデビューし、2011年のNHK朝ドラ「おひさま」でヒロインを好演したほか、同年公開の映画「八日目の蝉」では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど活躍している。

 子役のころから知っているという同局の土屋勝裕チーフ・プロデューサーは、「『おひさま』で(東日本大震災後の)お茶の間に笑顔を届けて、国民的女優になった。人気・実力ともにふさわしい」と起用の理由を説明した。

 1カ月ほど前にオファーを受けたという井上は「内定取り消しになるのではとドキドキしていたが、確定してこの舞台に立ててうれしい」とニッコリ。「勉強することもたくさんある。いろんな責任を持って、ちゃんと主演として中心に立っていけるよう頑張りたい」と気を引き締めた。

 大河ドラマのイメージについてきかれると「朝ドラを撮っていたとき、隣のスタジオで『江』を撮っていた。朝ドラ以上に長いし体力勝負。プレッシャーもすごいんだろうなと思った」。好きな大河として「龍馬伝」を挙げ、「私もいつかこんな世界に入り込みたいと思ってた」と、今回の登板を喜んだ。

 今回の主人公・文は杉家の4女として1843(天保14)年に誕生。13歳年上の兄・松陰が開いた松下村塾の門下生だった久坂玄瑞と結婚。死別後は藩主・毛利家の奧女中として仕え、その後名前を美和子と改めて、群馬県令の楫取素彦と再婚する。1921(大正10)年に激動の人生を閉じた。「花燃ゆ」のタイトルには「のんびり生きていられなかった時代。恋の炎も燃え盛る」(土屋CP)意味を込めた。

 舞台となる幕末や文の印象について「“歴女”ではないので、ちょっと疎い」と苦笑した井上。「運命に翻弄(ほんろう)されながらも、芯の強い女性を表現できたらいいな。地域密着型で山口県を盛り上げて、ロケしながらおいしい物を食べたい!」という。

 「おひさま」の一昨年は、年末の紅白歌合戦の司会も務めており、再び紅白のオファーがあったら?−との問いに「あの時は紅組で勝ったので、正直、勝ち逃げしたい」と笑顔を見せた。

 

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