【ＢＯＸ】和毅「自信あった」判定で初防衛

３回、挑戦者を攻める亀田和毅（左）

　◆プロボクシング世界戦　▽ＷＢＯ世界バンタム級タイトルマッチ　○亀田和毅（判定３―０）イマヌエル・ナイジャラ●＝亀田和毅が初防衛＝（３日、大阪・ボディメーカーコロシアム）　チャンピオンの亀田和毅（亀田）が挑戦者のイマヌエル・ナイジャラ（ナミビア）に判定勝ちし、初防衛に成功した。

　和毅は地元凱旋で初の国内世界戦、大差での判定勝利も「自分のボクシングができなかった。下半身と上半身がばらばらだった」と表情が晴れることはなかった。

　強烈な左ボディーを何度も浴びせたが、ＫＯはできなかった。和毅は「力でいきすぎた。スピードが生かし切れていないから（相手に）耐えられた」と冷静に分析した。

　亀田和毅「勝てたのでよかった。今回は自信があったけれど、まだまだ自分のボクシングは出せなかった。これも勉強。次はもっといい試合をしたい」

　イマヌエル・ナイジャラ「亀田和はいいファイターだった。ただ、スピードはあったがダメージを受ける強いパンチはなかった」

　◆亀田　和毅（かめだ・ともき）中学卒業後、メキシコで武者修行し、０８年１１月に同国でプロデビュー。今年８月にフィリピンでの世界戦で判定勝ちし、ＷＢＯバンタム級王者となった。戦績は２９戦全勝（１８ＫＯ）。身長１７１センチ。２２歳。大阪市出身。