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韓国の現代自社長、「海外工場の視察で自尊心がズタズタになった」―中国メディア

XINHUA.JP 12月3日(火)21時58分配信

韓国紙・朝鮮日報(電子版)は2日、現代自動車の尹甲漢社長(蔚山工場長)が社内報向けに書いた記事が話題を呼んでいると報じた。3日付で中国網が伝えた。

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尹社長は11月18日から23日まで幹部らとともにロシア・サンクトペテルブルクと東欧のチェコにある同社工場を視察。その時の心情を「自尊心がズタズタになった。経営者として反省すべき点が多々ある」と記している。ロシア工場は2008年6月に竣工、生産規模は年間20万台。2006年に竣工したチェコ工場は年間30万台を生産している。

尹社長は「蔚山工場は兄として、弟であるロシアとチェコの工場にすべての技術を伝授した。韓国には『弟にないものが兄にはある』ということわざがあり、自分は兄として何でも優れていると誇らしい思いでいたが、それは間違いだった」と語る。

「韓国企業が頭を悩ませている非正規社員問題。チェコ政府は派遣社員の比率の上限を25%にしているため、労働組合もそれほど騒がない。ロシアも地方政府の手厚い支援があるため、労使紛争を含む工場運営問題はほとんどない」と指摘。

その上で、「地球村の時代。各メーカーの設備や材料(部品)などの差はほとんどない。人件費や製品の質、企業競争力がカギになってくる。1人あたり年収が1億ウォンに近い韓国人は労使双方が集中してどんなことを考えなければならないのか?」と問いかけている。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

最終更新:12月3日(火)21時58分

XINHUA.JP

 
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