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フィギュア:GPファイナル5日開幕…浅田、町田ら出場

4時間前

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは5日、福岡市のマリンメッセ福岡で開幕し、各種目の上位6人・組が出場する。日本からは女子に昨季のGPファイナル女王、浅田真央(中京大)が出場。男子は、町田樹(たつき)=関大、羽生結弦(ゆづる)=ANA、織田信成(関大大学院)の3人が出場する。高橋大輔(関大大学院)が右すねのケガにより辞退し、織田が繰り上がった。成績はソチ五輪代表選考の参考になり、日本人最上位メダリストは代表に大きく近づく。また、大会終了後に、ソチ五輪団体に出場できる10カ国・地域が発表される。【芳賀竜也】

 ◇浅田、連覇に死角なし…女子

 浅田が頭一つ抜けており、ファイナル連覇への期待が高まる。浅田はGP2戦連続で合計200点超と安定。看板のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をショートプログラム(SP)で1回、フリーで2回の計3回跳ぶ目標も掲げている。表現力を示すプログラム構成点もライバルの追随を許さない。

 浅田を追うのがロシアが地元のソチ五輪を見据え強化してきた若手たちだ。14〜17歳の4人が出場。筆頭格のユリア・リプニツカヤはGP2連勝で臨む。高難度の3−3回転連続ジャンプが武器だ。

 ◇町田、王者に挑む…男子

 世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)の優位が揺るぎそうにない。フランス杯で世界歴代最高得点を塗り替え、合計点は前人未到の300点台に達しそうな勢いだ。だが、4回転ジャンプの精度にばらつきがあり、付け入る隙(すき)もある。

 日本勢は、GP2連勝の町田に注目。ロシア杯では調子が下降気味だったが、勢いはある。2種類の4回転ジャンプをそろえる羽生も安定。織田も、五輪代表レースでのアピールの場にしたい。