米国の核ミサイル発射パスワード、なんと20年間にわたって「00000000」だった
冷戦時代、米国は多数の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を配備してソ連をはじめとする東側諸国を牽制していましたが、なんとこれらのICBMの発射に必要なパスコードが「00000000」というシンプル極まりないナンバーに設定されていたことが、このたび明らかになりました。なんとこのパスコード、20年間にもわたって使用されていたというから驚きです。
冷戦も半ばに差し掛かった1962年、ケネディ大統領は「国家安全保障行動覚書160項(National Security Action Memorandum 160)」という機密書類にサインをします。
この書類は、ICBMの発射プロセスにPAL(Permissive Action Link)というラップトップ・コントローラーシステム(上画像)を導入するという内容のもので、ミサイルごとに割り当てられたPALに8ケタのパスコードを設定することで、核の発動をより高度な安全レベルで管理することを目的としていました。
しかし、軍はこのシステムの導入によって発射手順が複雑化することに反発。司令部と基地のあいだの通信が物理的に遮断されることでパスコードの確認がとれなくなった場合、複雑なパスコードを使用していると、一刻を争う発射手続きに時間がかかるというわけです。
そこで、軍はPALの導入に際して、手続きの迅速化のために「00000000」という単純なコードを設定。冷戦中、米国全土ではおよそ50のICBMサイロが配備されていましたが、「8ケタの0」はこれら全ての基地のPALで使用されており、その内容は発射操作を担当する下士官レベル(firing crew)にまで伝えられていたとのことです。
1977年、安全保障の専門家であるBruce G. Blair氏は、「The Terrorist Threat to World Nuclear Programs(国際的な核プログラムにおけるテロリストの脅威)」というレポートを発表。Blair氏は、モンタナ・Malmstrom基地のICBMサイロに勤務していた経歴を持つ人物ですが、当時の状況について「基地に勤務する人間が4人もいれば、(大統領の許可がなくとも)核ミサイルは発射可能だった」と報告しています。
結局、このコードは1962年にPALが導入されてから20年間にわたって使用され、その間は一度も変更されなかったとのこと。つまり、「安全第一」を目的として導入されたシステムのはずが、実際にはその役割をほとんど果たしていなかったと言えるでしょう。
Brian氏は、2004年に発表した “Keeping Presidents in the Nuclear Dark.(大統領は核の陰に)” の中で「冷戦当時、選挙によって選ばれた国家のトップと軍との間には、核兵器に関する考え方に明らかな食い違いがあった」としていますが、こういった話を聞くと、本当に紙一重の時代だったんだなあということを再認識します。
[TODAYIFOUNDOUT via Slashdot] [mailonline]
これにはジャックバウアーもビックリ
知ってた
ファッ!?
三目並べをしよう
三目並べどころかウォーパーがパスワード解析入ってすぐに解析されて核戦争になってたかとw
さすがにこれはデマでしょ信じられんw
いやあり得るぞ…
世の中は複雑そうに見えて実は単純だからな
この世の理すべて単純だ
単純であらねばならぬ
誰でも発射できるようだとむしろ興味が薄れるのかなww
落とすなといわれると落としたくなる
割るなと言われると割りたくなる
焼くなと言われると焼きたくなる
・・・陶磁器の話
あっさり破れるパスワードにすることで核の恐怖を増幅させてた可能性
自分もビビるハメになるんですがそれは
むしろ、こんな簡単な数字なわけがない。これはトラップだ!って思わせる罠。
ほんとあの気が狂った時代をよくもみんな生き延びたよ
意外と8桁ピッタリの入力はミスる可能性もある・・・。
自分は逆に、該当キーでチャタリングが
出てしまったときのことを想像してしまった。
下士官レベルまで伝えられてたとしたらパスワードが単純とか以前の問題だろ
暗号解読のプロが最初から除外してそうな数字配列ですね。
一番最初の「冷静時代」って「冷戦時代」の間違い?
多分、「熱中時代」の間違い
「情熱時代」の間違いでした
うそですごめんなさい(´;ω;`)
情熱時代って何かあるのかなと検索してみたら、
「情熱大陸 少女時代」ってのばかり出てきた。
不愉快なので謝罪と賠償を要求する!
なんか危ねぇ
誰かに押される危険が回避出来てるんだから単純でもいいかもな
ポカミスで8回もボタン押さんだろうし