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日本人1000人の遺伝情報解読
11月29日 17時18分

日本人1000人の遺伝情報解読
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東北大学は、日本人1000人の遺伝情報を解読したところ、個人個人で遺伝子の配列が異なる場所が、新たに1500万か所見つかったと発表しました。

これは、日本人の遺伝情報の解読を進めている東北大学の東北メディカル・メガバンク機構が29日、発表したものです。
機構では、東北地方に住む20代から70代の男女1000人から血液の提供を受け、生命の設計図とも言われるヒトの遺伝情報を解読しました。
その結果、およそ30億対の塩基配列からできているヒトの遺伝情報のうち、新たに1500万か所で個人個人によって配列が異なる場所が見つかったということです。こうした配列の違いは、がんや糖尿病などの病気になりやすいかどうかや、個人個人の特徴などと関わる可能性があることが分かっていて、機構ではさらに詳しい分析を進めることにしています。
日本人の遺伝情報がこれだけ大規模に詳細に解読されたのは、初めてで、東北メディカル・メガバンク機構の山本雅之機構長は「今後、さらに人数を増やして遺伝子を詳しく調べ、病気の原因の解明などに役立てていきたい」と話しています。

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