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使用済み燃料 容器への移動終了11月27日 23時43分
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東京電力は、福島第一原子力発電所4号機の燃料プールで、強い放射線を出す使用済み燃料を輸送容器に移す作業を、27日夕方、終えました。
トラブルはないということで、東京電力は、28日以降、容器の除染を行ったうえで、敷地内の別の施設に運ぶことにしています。
福島第一原発4号機の燃料プールでは、今月18日から始まった未使用の新しい燃料に続き、26日から使用済み燃料を輸送容器に移す作業をおととしの原発事故後、初めて開始しました。
27日は午前9時半から作業が始まり、プールの中では、燃料取扱機という設備を使って使用済み燃料上部の取っ手の部分をつかんだあと、1体ずつゆっくり引き上げていきました。
27日の作業は午後5時40分すぎに終わり、26日の6体と合わせて予定していた22体すべてが輸送容器に移されました。
東京電力によりますと、トラブルはなく、作業時間は予定どおりだったということです。
東京電力は28日以降、プールから容器を出して除染を行ったうえで、敷地内の「共用プール」という別の保管施設に運ぶことにしています。
4号機のプールにある使用済み燃料は、全体の9割近くを占める1331体に上りますが、放射線や熱の影響でゆがむことがあるため、取り出す際に「ラック」と呼ばれる枠にひっかかるおそれがあるなど、新しい燃料に比べてより慎重な作業が求められています。
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