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ノロウイルスなどの患者増 手洗い徹底を12月3日 15時0分
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冬に多いノロウイルスなどによる感染性の胃腸炎の患者が増えていて、年末にかけて流行がピークを迎えるとみられることから、国立感染症研究所では調理や食事の前の手洗いを徹底するよう注意を呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科から報告されるノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者数は、先月24日までの1週間に1病院当たり6.72人となっていて、前の週より16%増えました。
都道府県別では、宮崎県が17.50人と最も多く、熊本県が11.66人、富山県が11.55人、埼玉県が10.80人となっています。
ノロウイルスは患者が吐いたものや便などに含まれ、人の手などを介して口から感染するウイルスで感染力が非常に強く激しいおう吐や下痢を引き起こします。
このため、せっけんを使った手洗いを徹底することや吐いたものや便を処理する際は、マスクや手袋をしてぞうきんなどで拭き取ったうえで、塩素系の消毒剤で消毒する必要があります。
国立感染症研究所の片山和彦室長は「集団感染も相次いでいて、年末にかけて流行のピークを迎えるとみられる。僅かな量のウイルスでも感染するので、特に調理や食事の前などは手洗いを徹底してほしい」と話しています。
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