UPDATE 2-ヒルトン、IPOで最大23.7億ドル調達へ ホテル業界で最大規模
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[2日 ロイター] - 米投資会社ブラックストーン・グループ 傘下の世界ホテルチェーン、ヒルトン・ワールドワイドは、新規株式公開(IPO)で最大23億7000万ドルを調達するとの見通しを明らかにした。ホテル業界のIPOとしては過去最大規模となる。
米証券取引委員会(SEC)への提出文書によると、IPOの規模は1億1280万株、IPO価格は1株当たり18─21ドルとなる見通し。
このうちヒルトンが公募するのは6410万株で、残りの4870万株は既存株主が売り出す。IPO価格に基づくと、ヒルトンの企業価値は207億ドル程度となる。
引受幹事が追加で1690万株を引き受ける権利を行使すると、IPOの規模は27億2000万ドルとなる。
ブラックストーンは保有株式を直接売り出す予定はない。IPO後に同社の保有比率は76.2%で、保有株の価値は最大157億ドルに上る。
ブラックストーンは2007年に267億ドルでヒルトンを非公開化した。これまで約68億ドルを投じているが、IPOにより投資価値は2倍に膨らんだ計算になる。
米IPO市場でヒルトンの案件は今年2番目の規模。最高はパイプライン運営のプレーンズ・オール・アメリカン・パイプライン が新設した関連会社、プレーンズGPホールディングス で、28億2000万ドルを調達した。
ただIT(情報技術)企業でフェイスブック 以来の大型IPOとして注目されたツイッター の18億2000万ドルは上回っている。
ボストン大学ホスピタリティ・アドミニストレーション学部のクリストファー・ムラー教授は「ブラックストーンは、世界的に旅行需要が高まりホテルの客室料金や占有率が改善している現在の絶好のタイミングを狙ってヒルトンのIPOを実施した」と指摘した。
ヒルトンは1919年創業の老舗ホテルで、「コンラッド」や「ウォルドルフ・アストリア」を含む幾つかのホテルブランドを経営。フランチャイズ契約なども含めると、90カ国に4041のホテルを所有している。
ヒルトンはニューヨーク証券取引所に「HLT」のティッカーシンボルで上場する予定。
主幹事はドイツ銀行、ゴールドマン・サックス 、バンク・オブ・アメリカとモルガン・スタンレー。ヒルトンによると、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴと他18社も引き受け業務を行う。
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