平成25年11月11日(月)~11月14日(木)にかけて、秋田県美郷町で外来魚駆除事業が行われました。この事業は、ため池に生息しているブラックバスの駆除を目的に、水利組合やため池の管理者等の要望から、農林水産部水産漁港課が実施しています。今回駆除を実施した秋田県仙南土地改良区管内4つのため池から、157匹のブラックバスが捕獲されました。大きいものでは体長36㎝、重量1450gでした。
駆除箇所により、捕獲方法を変更しながら行われました。 |
刺し網にブラックバスを追い込みながら捕獲します。(助堤ため池) | ボートに乗って刺し網を仕掛け、一晩待った後に捕獲。(大谷地沼ため池) |
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捕らえられたブラックバスです。 |
ブラックバスの他にも、コイ、フナ、ナマズ等が確認されました。※外来魚ではないため、調査後にリリースしました。 |
コイ(助堤ため池) | ナマズ(新堤ため池) |
ブラックバスの生態を調査するため、体長と体重を測定し、さらに解剖して捕食状況等を確認。 |
体重の測定。 | 体長の測定。 |
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駆除中に発見されたルアー、釣り糸等を回収しました。 |
今回の外来魚駆除事業により、ブラックバスの個体数減少による生態系への配慮と、釣り糸等の回収による環境への配慮ができました。今回だけでは完全に駆除することはできないため、今後も定期的に行い、在来の様々な生物が棲むことのできる美しいため池に変えていきたいものです。
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