「知る権利を奪うな」 特定秘密保護法案 廃案求めデモ行進 千葉

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プラカードを掲げ、特定秘密保護法案の廃案を訴える参加者ら=2日午後、千葉市中央区

 機密を漏らした公務員らに厳罰を科す特定秘密保護法案の衆院通過を受け、同法案に反対するデモ行進が2日、千葉市中央区の中心市街地で行われた。参加者約500人(主催者発表)が「国民の知る権利、報道の自由を奪うな」などと法案の撤回を求めた。

 与党による採決強行に抗議しようと、全労連の「かがやけ憲法全国縦断キャラバン2013」と市民団体「特定秘密保護法案に反対する千葉の会」が連携。県庁前を出発した参加者らは「許すな!!特定秘密保護法」と書かれた横断幕などを手に、約1キロを行進した。

◆「民意無視の強行採決」 県弁護士会も抗議
 県弁護士会(湯川芳朗会長)は2日、特定秘密保護法案の衆院通過を受け、千葉市中央区の県弁護士会館で記者会見し、「民意を全く無視して行われた強行採決に強く抗議する」との会長声明を発表した。

 会長声明では行政による恣意(しい)的な秘密指定を不安視し、「民主主義を破壊する危険が極めて大きい」と指摘。参院での審議に対し、「『良識の府』としての自覚を持って、廃案とするよう強く求める」としている。



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