東北のニュース

「悪法廃案に」「暴走許すな」秘密保護法案に反対デモ

「ストップ秘密保護法」を訴え、中心街をデモ行進する参加者

横断幕を掲げ法案反対を訴える参加者

<八戸>

 特定秘密保護法案に反対する集会が1日、青森県八戸市中心部で開かれ、市民ら約120人が参加した。「悪法を止めるため、反対の世論を広げ、廃案に追い込もう」とアピールを採択し、中心街をデモ行進した。
 地元紙のデーリー東北労組や、三八地労連などが主催。県弁護士会の源新明会長は「われわれが国の情報を知ることが、民主主義の生命線。憲法で保障された表現の自由の価値を、もう一度思い出さないといけない」と呼び掛けた。
 デーリー東北労組の安田潤委員長は「米軍三沢基地(三沢市)の隊員が事件を起こしたり、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で事故が起きたりしても、何も知らされないことが起こり得る。想像すると本当に恐ろしい世の中になる」と危機感を訴えた。
 市内の実家に帰省中、集会を知って参加した東京都の無職の女性(64)は「戦前の治安維持法を想像し、恐ろしい。マスコミも悪いが、中国の脅威をあおり、賛成への土壌をつくり、パッと可決しようとしているように見える。廃案しかない」と語った。

<盛岡>

 岩手県内の労組や市民団体などは11月30日、政府が成立を目指す特定秘密保護法案に反対する緊急集会を盛岡市の県公会堂で開いた。
 約700人が参加した。若者代表の参加者は「青年の未来をつぶす暴走を許すわけにはいかない。未来を懸けて戦おう」と訴えた。
 集会では「表現の自由、知る権利を守るため、参院で慎重に審議され廃案にすることを強く求める」というアピールを採択した。終了後、市中心部をデモ行進した。


2013年12月02日月曜日

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