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【プロ野球】

「不本意なシーズン」 杉内が現状維持でサイン

2013年12月3日 紙面から

 巨人・杉内俊哉投手(33)が2日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸5億円でサインした。巨人に移籍した2012年から4年総額20億円の契約を結んでおり、来季が3年目となる。今季を「不本意なシーズン」と総括し、先発ローテを死守するため、ゼロからのスタートを切ることを誓った。

 「みんなに負けないようにアピールをしていきたい。若手に負けないように頑張りたい」。会見でこう語る杉内は硬い表情を崩さなかった。今季は11勝。球団からは「お疲れさまでした」とねぎらわれた。しかし、杉内は「思うような球が少なかった」。言葉の端々に悔しさがにじんでいた。無理もない。楽天との日本シリーズでは登板2試合とも1イニング2/3でKO。1カ月以上たった今でも「一番悔しい」と唇をとがらせた。

 取り巻く状況は厳しくなる。広島から大竹がFA移籍。先発ローテが見込まれているだけに、ふがいない投球をみせれば、中継ぎ降格も現実味を帯びる。だからこそ、左腕は出直しを決意した。

 既に来季に向けた練習は始めており、ウエートトレで体をつくり直したうえで、1月の自主トレに臨むというプランを立てた。「長いイニングを投げたい。今まで達成したことがないけれども、来年は200イニングを目標にしたい」。来季は輝きを取り戻し、ローテの中心に君臨する。 (川越亮太)

(金額は推定)

 

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