「西川きよし芸能生活50周年特番(仮)」で復活した名物番組を収録中の(左から)桂文枝、浅田舞、今田耕司、西川きよし【拡大】
「ご対~面!」前のお約束は、タイプの芸能人を聞いた後、男女を隔てるカーテンに開いた小窓からきよしは女性、文枝は男性を例えること。しかし、1組目の今田&舞できよしが「それでは」と対面を急いだため、文枝と今田に「忘れてる!」と突っ込まれた。
すかさず今田のタイプを聞き、小窓から舞を見て「長澤まさみというよりも、氷上の白雪姫という感じ」とリカバリーするところは、さすがきよし。文枝も負けじと小窓をのぞいて「オヨヨ!」と懐かしギャグで笑わすと、「竹野内豊というよりも、ぬらりひょん」と妖怪に例え、今田をズッコケさせた。
さらに文枝は2組目で翔太をのぞいた際に「じぇじぇじぇ」と、今年の流行語を取り入れる余裕も。収録を終えたきよしは手応え十分といった表情で、「28年ぶりでも一緒におしゃべりできる息と間、呼吸。人生80年のこの時代、中高年を対象に今からでもやれるんでは」と、熟年版パンチDEデートの制作を熱望していた。
今田、猛アタック
この日、大阪市北区の関西テレビで行われた収録では、「今日のために独身でいた」とうそぶく今田が「メッチャクチャ好み。妹さんも込みで支えたい」と舞に猛アタック。2組目では「明日から婚前旅行に行きたい」と前のめりの宇都宮が、芸人仲間の競馬予想に便乗して「今年400万もうけたけど、後輩におごったりで貯金4万」と豪快な一面を吐露し、翔太をドン引きさせた。実際に結婚するカップルが何組も誕生した伝説のお見合い番組だが、さて今回の2組は…。
「パンチDEデート」
1972年10月から放映された関西テレビ深夜番組「ナイトパンチ」木曜日版の人気コーナーが、73年10月7日(日曜後0・45)からローカル枠で恋愛バラエティーに。「ひと目会ったその日から」「恋の花咲くこともある」「見知らぬ貴女と」「見知らぬ貴男に」「デートを取り持つパンチDEデート!」と、きよし&三枝の掛け合いで始まり、カーテンで隔てられた男女が「ご対~面」後に、背後の互いの片側ハート点灯で交際OKかNOかの返事を示す。74年10月6日(日曜後10・30。後に同11・0、土曜後11・0へ移行)から全国ネットに。85年3月終了。最高44・9%(76年1月25日)、全国ネット期間の平均20・6%という高視聴率を記録した。
(紙面から)