市民らに特定秘密保護法案反対のビラを手渡す埼玉弁護士会川越支部有志の弁護士ら（右）＝１日午後３時すぎ、ＪＲ川越駅東口

　参議院で審議されている特定秘密保護法案に反対する街頭キャンペーンが１日、川越市脇田町のＪＲ川越駅東口で行われた。

　同法案に反対する埼玉弁護士会川越支部有志の弁護士らの呼び掛けに市議や国会議員らが呼応。弁護士ら約２０人が参加し、市民らに対して、日弁連が作成した同法案に反対するビラ約５００枚を配布した。

　街頭でマイクを握った同支部の弁護士は「この法案は国民の税金で集めた情報を国民に明らかにせず、隠すもの。日本社会を戦争に導いた戦前の国防保安法の再来です。情報はもともと国民のもの。その知る権利を害する法案はおかしい。ぜひ廃案にしてほしい」と訴えた。

　また、街頭演説を行った生活の党の小宮山泰子衆院議員（比例北関東ブロック）は「この法案は何が秘密か分からない、時の権力者が隠したいことを隠せる言論の自由を阻害する危険な法律です。国会で強行採決により成立してからでは遅いんです。権力者に都合の良い法案は廃案にしましょう」と呼び掛けた。

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