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米国務省 防空識別圏巡る要求撤回求める12月3日 10時52分
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中国が設定した防空識別圏について、アメリカ国務省は、飛行計画の通報や、中国国防省の指示に従うことなどを義務づける一連の要求は、国際的に受け入れられないとして撤回を求めました。
中国は先月、東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定し、飛行する航空機に飛行計画の通報や中国国防省の指示に従うことなどを義務づけ、従わない場合、武力による緊急措置をとると発表しました。
このうちフライトプラン=飛行計画書の提出について、日本政府は日本の航空各社に応じないよう要請していますが、アメリカ政府は提出を容認する立場をとっています。
これについて、アメリカ国務省のサキ報道官は、2日の記者会見で、あくまでも民間航空機の乗客の安全のための措置だと説明したうえで、「アメリカ政府が、中国の防空識別圏の設定に伴う要求を受け入れたことを意味するものではない」と強調しました。
そのうえで「防空識別圏の運用に関する中国側の要求は、国際的に受け入れることができる慣習の範囲を超えている」と述べ、中国に対し一連の要求を撤回するよう求めました。
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