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|Posted:2011/08/12 12:30|Category :
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NO.166
沼田鈴子さんとジトーミルの3医師(1992年7月5日)~その1~
~チェルノブイリの現場の医師、ヒロシマの被爆者と出会う③~
(而立書房刊『ジュノーさんのように』第2巻「チェルノブイリからきた医師と子どもたち」p.179~181より)
夜7:00からの沼田鈴子さんとの交流は、ABKの中田さんの紹介で日本山妙法寺でもたれた。(略)
沼田さんの妹さんもヒバクされているが、実は妹さんは、足が立たなくなってどうすることもできなくなった時、十河先生の鍼治療を受けられ、いつの間にか足が立つようになり、体の状態もよくなっていかれたとのこと。現在6軒の病院に通われてるが十河先生のところへも週1回通われてるそうだ。
沼田さんご自身は、1979年勤めていた学校をやめられた時には、チョークを持ってもポロッと落としてしまうほど手がしびれ、市民病院で手術をすすめられた。そのとき妹さんのすすめで、十河先生のところに行き、貼薬をしてもらってだんだんしびれがとれていった。しかし、またしびれ始めた。十河先生は、「手術は必要ないがなー」と言われたが、結局手術はした。
沼田さんは、「放射線をうけると、いつ何が出るか分かりませんでしょう。それが心配なんです。だからそういうことがないように、ずーっと治療、つまり予防をしておく必要があるんです。十河先生のところは、今日行ったからよくなるというものではない、気長に体を全体的に治すところです」と言われ、「手術をした場合には、その後の再発を防ぐための予防として行くんです」と言われた。
ジトーミルのお医者さん方が到着されてから、沼田さんはヒバク体験を一生懸命話された。
4回にわたる足の切断手術。「足が痛くて痛くて義足をつけても歩けないような状態でした。手術をしてとうとう義足がつけられない状態になりました。松葉杖の生活が始まったわけです。」
生理がとまったかと思ったら次は大出血。「感覚はなんにもなかった。私についていた母がちょうどその時、そばを離れていた。そして私のところに帰ってきた時、すごい血の海なんでびっくりしたわけなんです。それから生理が1年半くらいとまりました。それから50歳まで毎月、生理の時には狂う状態が続きました。そのために毎月3日間、入院して動くこともできないような状態でした」。子宮ガン寸前で、子宮も卵巣も摘出。
そしてまた、3つの持病。変形性頸椎症、変形性腰椎症、右膝変質症。「ずっと治療をうけています。この間検査をうけたんですが、手術が必要だと言われたらと思うと怖くて、まだ結果を聞きに行けてません。」
(略)
沼田さんは、語り尽くせないはずのヒバク体験のお話を短く終えられ、「チェルノブイリは、ヒロシマのはるか5倍とも6倍ともいわれるくらいの放射能の影響があるということ。子どもたちに未来があるのかどうか心配しています。ちょうど事故があった時、テレビ、新聞で見て、“ああ私たちと同じヒバクシャになられる”ということを一番に思いました。髪の毛が抜けた子の写真を見ましたが、私も妹も髪の毛が抜け、死んでいく人も抜けていました。だから髪の毛が抜けることに一番に不安を感じます。……ヒバクした者には放射能への不安は常にあります。今はなんともなくても明日は……という不安です。だから、私たちはチェルノブイリのことは自分たちに重ねて心配しています」と話された。そして質問を受けられました。(略)
(つづく)
梅ドみ 3/28~8/10(水)
福島市のNPO法人シャロームと連携して、フクシマの被災者の方々にお届けしています。
≪ここに挙げるのは、購入分のみです。多くの方々が、自家製味噌、自家製梅干し(多量集まりました)、乾燥ドクダミ、無農薬玄米などを現物で提供してくださいました(現在も継続中)。特に乾燥ドクダミは、刈って、きれいに洗って、充分に陰干しをして、適度な大きさに切って、ビニール袋に小分けして詰めるのですが、ここまで結構、時間も労力もかかります。頭の下がる思いのすることもあります。また、購入分につきましては、府中味噌組合3社、ひろしま全農、マルシマ食品等、広島県内の製造・販売元の方々が、利益抜きの奉仕価格で特別に提供してくださっています。≫
残高 -356,551円 収入(梅ドみ募金)2,616,566円 支出(購入分)2,973,117円
(内訳)味噌 3,300kg 954,200円; 梅干・醤油 640,693円; 十穀・黒米 32,991円; 無農薬(無化学肥料)玄米 60kg 25,800円; 無農薬(化学肥料半減)玄米 120kg 45,200円; ドクダミ(茶)、青のり、黒ごま、自然塩(天日塩)、ウーロン茶、ほうじ茶、かき葉、はぶ茶、ワカメ、昆布、ニンジンなど 763,087円; 漢方入浴剤・貼薬材料117,117円;濾紙、ペットボトル27,275円;段ボール、フリーザーバッグ、粘着テープ、はかり、やかん、容器、アルコール、ハサミ、ピンセット、コットン、レーザープリンターラベル、ペットボトルなど 94,084円;運送費 272,670円(92回分)
(8/10・水)第92便(段ボール4箱)
内訳:①味噌20㎏、100%ドクダミ茶1箱、徳用ドクダミ茶7袋、カットわかめ(大)1袋、(小)1袋、すりごま(黒)3袋、青のり(粉)6袋、黒米8包
②味噌20kg、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶6袋、カットわかめ(大)1袋、青のり(瓶)6本
③味噌20kg、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶6袋、カットわかめ(大)2袋、青のり(瓶)3本
④味噌20kg、徳用ドクダミ茶4袋、徳用ウーロン茶6袋、青のり(瓶)9本、青のり(粉)8袋
大原みちるさん、白水路子さん、ありがとうございました。
みなさん、ジュノーの会・「梅ドみ募金」に力を貸してください。「梅ドみ」とは「梅干し・ドクダミ茶・味噌」のことです。ヒロシマ、ナガサキを生き抜いた人びとの代表的な養生法を紹介しています。
毎日1個の梅干し(昔ながらの、天日塩とシソだけの)、毎日1杯のドクダミ茶(ウーロン茶とのブレンドで2~3杯)、毎日1杯の(昆布ダシ、ワカメの)味噌汁――これが基本ラインの目安です。これを毎日続けること。(ドクダミ茶については、①飲みすぎに注意してください。おいしいと感じることが目安です。②妊娠中、授乳中の方は医師か薬剤師にご相談ください。)
砂糖は摂らないようにしてください。黒ゴマ、自然塩(天日塩)、柿の葉、ニンジン、ハブソウ、ほうじ茶(緑茶は避けたほうがいいのです)などを摂るとよいのです。プレーン・ヨーグルトにも排毒の作用があります。あと、免疫力を高める強力な作用のあるのが「青のり」。青のりを天日塩でうすい塩味にして、ふりかけのようにして食してください。
ヒロシマ被爆時には、人びとは藁をもつかむようにして、ある人はドクダミを飲み、ある人はナスの味噌漬けを食べ、ある人はカワラヨモギを食べました。今はいろんな食品で排毒する知恵が見つかっていますので、一つ一つの食品については、過度に食する必要はありません。ドクダミ茶や昆布などは、摂りすぎに注意したほうがよいくらいです。
たくさんのフクシマ放射能被災者の方々が「梅ドみ」「解毒」を求めておられます。国や県、行政の支援は望めません。待っているわけにはいかないのです。ただちに「解毒」を! 遅れれば遅れるだけ危険が増します。
どうか、全国の非被災地のみなさんの力で、より多くのフクシマの人々に、「梅ドみ」に代表される「ヒロシマの知恵」を届けてあげてください。そして、ご自分でも、「梅ドみ」を入り口にして、「健康」を求める生活を始めてください。
いま、私たちは何をすべきか。
大筋だけをズバリと言わせていただく。
まず、初期の医療空白の時代には、呆然と待っていたりせずに、ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリで効果があったと伝えられる療法を可能な限り試みることである。
次に、政治方面の努力を急いでもらって、一日も早く「全科無料定期検診制度」と「全科無料治療制度」を確立すること、そしてそれを守り抜くことである。そのとき、初めて、現代医学は力を発揮するのである。
(「ジュノーさんのように」第116号より)