米軍FCLP訓練地移転 公害調整委、馬毛島で初の現地調査

(2013 11/30 13:30)
現地調査で西之表市馬毛島を訪れた公害等調整委員会メンバーと地権者の立石勲氏(右)ら=29日
 米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転候補地の西之表市馬毛島をめぐり、ほぼ全域を所有する開発業者タストン・エアポート(東京)の工事で漁獲量が激減したとして、同市の漁民13人が国の公害等調整委員会に因果関係の解明を求め申請した原因裁定で、委員会は29日、初の現地調査を行った。
 立ち会った申請人代理人の菅野庄一弁護士やタストン社の立石勲会長によると、東部海岸やFCLP誘致のために造った「滑走路」、土砂の混じった汚泥水が海へ流出するのを防ぐ防災調整池や沈砂池などを調べた。
 タストン社は2011年11月末から工事を中止しているが、菅野弁護士は「海岸の岩がかなりの泥をかぶった深刻な状況に変わりない。対策が万全でなかったことが分かった」と強調。立石会長は「中止から2年が経過し現場に草が生え、(土砂が流れて海を汚染した)形跡はなかった」と語った。
 漁民は11年11月に原因裁定を申請。タストン社は「因果関係はない」とする答弁書を提出している。
 
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