2013年12月2日21時11分
【北京=倉重奈苗】中国が設定した防空識別圏をめぐり、米政府が米航空会社に中国への事前通知を容認したことについて、中国外務省の洪磊副報道局長は2日の定例会見で「米政府の対応は建設的な態度で称賛する」と歓迎した。
一方、洪氏は、日本政府が民間機も含め中国の求めに応じない方針をとっていることに「日本は意図的に政治問題化させ、民間航空分野の協力を不利にしている」と指摘。「間違ったやり方をやめ、中国とともに東シナ海の空域の飛行の安全と秩序の維持に力を合わせるべきだ」と訴えた。また、中国の識別圏が尖閣諸島(沖縄県)の上空を含めている点について「中国は重複問題をめぐり対話の強化を呼びかけ、誠意を示している」とも語った。
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朝日新聞国際報道部
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