映画のPRで登場した零戦の実物大模型=30日午前11時12分、JR博多駅前広場
12月公開の映画「永遠の0」の撮影で使われた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の実物大の模型が30日、福岡市のJR博多駅前に登場した。1日に移転50年を迎える駅で、歴史や戦争について考えてもらおうと映画会社が企画。本物さながらの迫力に、多くの人が足を止めて見入った。
展示されたゼロ戦は設計図を基に造られ、全長10メートル、両翼幅12メートル。当時と同じ軽くて強いジュラルミンを材料に用い、空気抵抗を減らす加工など細部も再現した。祖父と一緒に見学に訪れた小3の男子児童(9)は、その雄姿に感激しつつも「世界から戦争がゼロになってほしい」。
=2013/12/01付 西日本新聞朝刊=