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02 Dec 2013 14:44

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「クールジャパン」、京滋でも活発化

京都新聞 12月2日(月)23時9分配信

「クールジャパン」、京滋でも活発化

彦根市の「井上」が彦根仏壇の漆塗り技術を生かして制作したマルチトレー

 日本の文化や産業を世界に売り込む「クールジャパン」活動が関西でも活発化している。独自技術を生かして新分野への展開を図る伝統工芸品の会社が京都、滋賀で増えているほか、経済産業省も3日に伝統産業とデザイナーが交流する催しを開くなど支援を強化している。
 滋賀県彦根市の仏壇店「井上」は、国の伝統的工芸品に指定されている彦根仏壇の漆塗り技術を生かし、カラフルな色の漆を使ったカップやトレーなどを国内外で販売している。今後はシンガポールなどの富裕層を工房に招き、観光と組み合わせて販売できる新製品開発も計画する。井上昌一社長は「外国人に漆の良さは伝わりにくく、実際に見て技術や質の良さを分かってもらいたい」と話す。
 こうした動きを支援するため、経産省は井上のほか、京くみひもや京焼・清水焼など関西の伝統産業の7社がデザイナーやプロデューサーと交流する「伝統的産業クール化研究会」を3日に大阪市内で開く。
 参加する京都市北区の金銀糸販売「寺島保太良商店」の寺島大悟専務は「伝統文化を守るためにもビジネスの幅を広げないといけない。アパレルやインテリアなど可能性を広げたい」と意気込む。
 また、経産省は伝統産業のほかにマンガやインテリアなども含めた関西らしい産業の海外展開を支援する「CC関西プロジェクトマップ」を本年度から行っている。海外店舗の共同運営など、複数の企業が広く参画できる海外進出の取り組みをまとめ、広報や連携を進める計画だ。
 同省近畿経済産業局は「関西は伝統工芸品が多いが、そのままでは海外で売れない場合が多い。売れるための発想や気づきが得られる場を提供したい」としている。

最終更新:12月2日(月)23時9分

京都新聞

 
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