さて、小型二輪の免許も取ったことだしカブの原付二種化に取りかかります。
原付二種のカブに乗る方法は主に3つ。
1、カブ90やカブ110に乗り換えるこれが一番手っ取り早くて楽です!でも、そこまでのお金は無いし、今のカブにも色々と愛着が沸いてきてるので50カスタムを手放したくはない。
なんと言っても4速&アンチリフトだしね。というわけで却下。
2、カブ50の排気量を上げるエンジンを市販のキットを組んで75ccとか80ccとかにボアアップする。
腰上のみの改造ならそれほど難しくなさそうだし、キタコの75ccキットなんかは1万円以下で買えます。
50カスタムの4速をそのまま活かせるのは良いんですが、それなりの性能を出すにはキャブレターやカムやオイルポンプを交換したり、クラッチを強化したりと面倒で金もかかります・・・
JUNinternationalなどの耐久性をウリにしたキットでも結局は腰下に負担がかかるし、カブの長所である耐久性は捨てたくない。
ツーリング中にコンロッドが折れてクランクケースがバキバキになったりしたら悲惨ですよねw
3、エンジンを載せ替えるヤフオクでよく出ているカブ90などのエンジンに載せ替える。
カブは50、70、90、100EX(タイカブ)はエンジンのマウントが同じなのでポン付けできます。
90の場合は3速しかないのが残念ですが、それなりの安定したパワーと純正の耐久性が得られます。
でも、ヤフオクに出ているのはジャンク品やボロい物ばっかり・・・。
そんなこんなでボアアップかエンジン載せ替えかでしばらく悩んでいましたが、ヤフオクを覗いているとかなりキレイなカブ90カスタムのエンジンが出品されていました。
しかも、走行3000kmでキャブ、ハーネス類、ペダル、CDI、メーターなども付属。載せ替えに必要なのは他にマフラーくらい、という感じでした。
という訳で、これしかない!!と思い強気の入札をして落札。

価格は6万。・・・・・・資金的にちょうど限度の価格でした(;´Д`)
でも、状態を考えれば妥当なのかもしれません。
そして先日このエンジンに載せ替えてみました。画像が多いので追記に書いておきます。
まずはレッグシールドを外して作業開始。

最初に感電&短絡防止のためバッテリーとその周辺の配線を外します。
12Vとはいえ、ショートさせるとけっこう火花が飛んで怖いですのでw

メインハーネスやメーターなどもごっそり交換するのでハンドル周りもバラします。
自分の場合はタコメーターやグリップヒーターの配線もあるのでかなり複雑・・・

そしてエンジン周り。キャブのコックからガソリンホースを抜いて、折り曲げてタイラップとビニールテープで固定してガソリンが漏れないようにしておきます。

さらに、スロットルケーブル、チョークケーブル、キャブレター、エアクリーナー、プラグコード、エンジンから生えている配線、キックペダル、シフトペダル、ステップなどなど外せる物は全て外します。
元に戻せるのか??と思いつつ・・・(笑)
そして50のエンジンを下ろします。
車用のジャッキをエンジンの下にかまし、2本のボルトを抜くとエンジンはフリーになります。

カブのエンジンは単体で20kgもないので、二人以上で作業すればジャッキは無くても何とかなりそう。
下りました。

28757km、お疲れ様でした。
ここからさらにメインハーネスも外します。

なかなか軽快なスタイルになりましたww
50カスタムと90カスタムのエンジンの比較。綺麗な方が90です。

腰下はほぼ同じ寸法に見えますが、シリンダーとシリンダーヘッドは90の方が一回り大きいです。
最近のカブのエンジンは50が基本で、50のボアアップ版が70、70のストロークアップ版が90、だそうです。
MD90なんかはまた別系統のエンジンらしいですが・・・。
これから先はほぼ逆の手順で組んでいきます。
まずは90のメインハーネスを通してフレームに沿わせ、リア周りの配線に接続。

リアブレーキランプのスイッチは50ではギボシでしたが、90ではカプラーになってました。合わせて交換。

そして90のエンジンを装着。

キャブ、エアクリも装着。
このエンジンはたぶん2000年製で排ガス規制後の物なので、ブローバイガス還元装置というものが付いています。
まぁ具体的に言うと、クランクケースから出た未燃焼ガスを画像の中央にある黒いタンクを介してエアクリに戻すものです。

しかし、この黒いオイルキャッチタンク?のエアクリ側の差し込み部分が折れていてホースを差し込めない・・・。
接着剤で補修してみたけど、ホースを差し込んだらまた折れました orz
規制後のエンジンでブローバイガスを大気開放すると整備不良になってしまうらしいので、この後ビニールテープで応急処置しておきました。
(まぁこの装置を外したとしても、2ストよりは環境に優しいと思うんですが・・・)

ペダルやステップ、駆動系も装着。だいぶバイクらしくなってきました。
ステップは50も90も共通みたいです。
ハンドル周りを配線。配線はかなりゴチャゴチャですが、色分けされているので何とかなりました。
メーターもメインキーを移植して90km/hスケールの物に交換します。
距離計は3261km。エンジンの状態からしても確かにそれくらいな気がします。

最後にバッテリー周りの配線。
CDIは50カスタムも90カスタムも自動進角(点火時期が回転数に応じて変わる)のものですが、微妙に違うらしいので交換。
ウインカーリレーとレギュレートレクチファイアはたぶん共通だけど交換。
メインハーネスにつながっている4極の丸いカプラーがなぜか1本余ったのですが、これは後日バイク屋に聞いてみたところ、どうやらオプションのセキュリティ装置を付けるためのカプラーらしい。
サービスマニュアルが古い年式用の物しか持っていなかったので分かりませんでした^^;
作業を始めたのが昼過ぎでしたが、もう暗くなってきました・・・
マフラーは金欠なので3600円の社外品の純正"風"マフラーを装着(笑)

シリンダーに差し込む部分が長いのでスタッドボルトにナットが引っかかりにくかったですが、一応ポン付けできました。
全ての配線を終え、オイルを交換し、ガソリンホースを繋いでいよいよエンジン始動です。
とりあえずキック・・・・・・・・・かからない。
2発目・・・・・・・・・かからない。
っていうか前よりもキックが重くなってるなぁ。
3発目・・・・・・・・・かからない。
4発目・・・・・・・・・かかった!!! でもすぐ止まった(笑)
その後、アイドリング調整をして安定して動くようになりました。
セルや電装品も無事に動作してくれて一安心。
社外品のマフラーのせいもありますが、排気音は一段と太くなって「ボボボボボ・・・・・」と大排気量のバイクみたいな感じになりました。(大袈裟w)
エアクリから聞こえてくる「シュシュシュ・・・・」という吸気音も50より大きいです。
50よりもストロークが長いのにも関わらず、吹け上がりは結構軽い感じ。
黄色ナンバー化と自賠責の変更も済ませてあるので、早速試走です。
この時と言ったらもう・・・・・・感動しっぱなしでした(笑)
ギアを1速に入れ、アクセルを軽~く開けるとスルスルと動き出します。
50とはトルクが段違いなので、2速発進も結構行けます。そしてアクセルを半分も開ければスムーズに流れに乗れます!
1速、2速で全開にしてみれば、同じカブとは思えない素晴らしい加速をします。
スプロケットの歯数が前15、後42という50用のままのセッティングなので、とにかく加速が強烈!
ただ、この歯数だとさすがにローギア過ぎるので、後日、前16、後37という高速寄りのセッティングに変更しました。

このセッティングでようやく90の本領が発揮。
20%近い急勾配でも2速で加速しながら上るので登坂力は問題無いし、法定速度内ならそこそこ快適に巡航できるようになりました。
平地最高速はメーターどうり、ゆえkm/hまできっちり出ます。下りならまだ伸びそうです。
という訳で、カブのエンジン載せ替えは無事に終了しました。
配線関係が面倒でしたが、ちゃんとした部品と年式に適合するサービスマニュアルがあれば載せ替えはそれほど難しくないと思います。
これも見た目で構造が理解できるカブのシンプルさのおかげですね。
車のエンジンルームなんか見ても、何が何だかまったく分かりませんから(笑)
- 2012/02/28(火) 22:21:23|
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