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中国・三亜の新空母基地、日本のシーレーン遮断も可能

中国・三亜の新空母基地、日本のシーレーン遮断も可能

 「中国がこのほど海南省三亜市に完成させた『第2空母基地』は、有事の際に日本の海上原油輸送路を断つ役割を果たすことができる」と台湾の「中国時報」などが報じた。また、北京で発行されている「新京報」は先月30日「第2空母基地は南シナ海を掌握する任務を担うことになるだろう」と伝えた。

 中国時報によると、三亜は中国と日本の原油輸送における要所のマラッカ海峡から約1200カイリ(約2220キロ)離れており、中国の空母「遼寧」の作戦半径に含まれている。遼寧は主力戦闘機「殲15(J15)」を搭載してマラッカに出動できるというわけだ。一方の日本は沖縄から艦隊をマラッカ海峡に送らなければならない。

 また、軍事評論家の宋忠平氏は新京報で「三亜空母基地の統制範囲は南シナ海全体になるだろう。三亜基地は大規模軍事港として武器や弾薬をはじめ空母に使われる装置・物資を常時補給するだけでなく、空母の一時的停泊や駐屯機能を担うことになる」と語った。

 さらに、中国人民解放軍の機関紙「解放軍報」は1日「中国の南海艦隊に所属する『蘭州』と『柳州』は11月27日から南太平洋海域で主砲を動員して実弾射撃訓練を実施した」と報じた。これは、西太平洋に集中している中国海軍の行動半径を南太平洋にまで拡大させようという意図を示すものと解釈される。また、中国は11月29日から渤海海峡と西海(黄海)で実弾射撃訓練を行っている。

北京= アン・ヨンヒョン特派員
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