2013年12月2日13時09分
石破茂・自民党幹事長が特定秘密保護法案に反対する市民の街頭デモをテロに例えて批判したことについて、菅義偉官房長官は2日午前の参院国家安全保障特別委員会で「本人が誤解を招かぬように一部撤回など真意をきちんと説明している。デモについては、法令の定める範囲内で行われる限り言論の自由だ。法律の範囲内で行われる場合、全く問題ない」と答弁し、石破氏がブログでテロと同一視した見解を否定した。
一方、石破氏は2日午前、ブログに「お詫(わ)びと訂正」と題した記事を投稿し、「整然と行われるデモや集会は、いかなる主張であっても民主主義にとって望ましいものです」と釈明。11月29日付のブログで、「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」としていたのを、「本来あるべき民主主義の手法とは異なるように思います」と訂正、「自民党の責任者として、行き届かなかった点がありましたことをお詫び申し上げます」とした。
石破氏の発言には森雅子・同法案担当相も答弁で「市民のデモ活動は、本法案のテロリズムに該当するものではない」とした。法案は別表で、特定秘密にあたる4分野の一つとして「テロリズムの防止に関する事項」を挙げている。
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