EMの三大効果は抗酸化効果、非イオン化効果、エネンルギー変換効果があげられる。今回は抗酸化効果について考えます。
平成24年の厚生労働省資料(人口動態統計月報年計)によれば、死亡原因の60%以上はガン等の悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血管疾患、糖尿病による腎症等の生活習慣病となっている。悪性新生物による死因は昭和55年に脳血管疾患に変わってトップになり、年々増加の一途を辿っている生々しいグラフがあるが、何故に多くの人々が生活習慣病になるのだろうか。
空気、水、野菜等の口に入る物や精神的なストレスに原因があるようだが、ここでポイントになる言葉として「活性酸素・フリーラジカル」、「人は酸素で生き、酸素で死ぬ」と言う言葉が思い浮かぶ。
酸素は体内で水素と結合して水になる。しかし、必ずイオン化した不安定な酸素の発生を伴う。これが、問題の活性酸素である。全ての活性酸素を”悪”とは言わないが、ほとんどが体内の正常細胞を攻撃し破壊する事が分かっている。
所謂、正常細胞のガン化や生活習慣病化である。別の言葉で言えば、「酸化」現象であり、鉄が酸素で錆びるのと同じ事で、身体を構成する細胞も錆びて機能しなくなるのです。これを我々は病気(疾患)状態と言う。
私達は酸素や水を必要とするが、同時に活性酸素を生み出しています。でも、この悪質な活性酸素を免疫力で退治しているのも事実。免疫力は誰でも持っているが、食や飲料、そして疲労や精神的なストレスでも低下する為に、常時、維持するのが難しいのです。どうしたら良いか・・・
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