蹴球探訪
2人の恩師が語る柿谷曜一朗(11月18日)
【365日FC東京】FC東京は1日、東京・小平グラウンドで、湘南と練習試合を行い、右アキレスけん断裂からの完全復活を目指すDF平松大志(30)と、左膝前十字靱帯(じんたい)損傷から復帰したDF吉本一謙(25)がフル出場。大量失点で敗れた柏戦(11月30日・柏)の悪夢を振り払おうと、最終ラインに入った2人は奮闘、練習試合では5戦ぶりとなる1−0の完封勝利に貢献した。久しぶりの完封に、2人から笑みがこぼれた。相手が最前線に入れようとする縦パスを平松、吉本が前に飛び出し、カット。抜群の始動で相手の攻撃の芽を摘み、元気のない攻撃陣を後ろからサポートし続けた。前日のリーグ戦で、トップチームは今季ワーストタイの4失点。その重苦しい空気を復帰組の2人が吹き飛ばした。(12月2日) [写真]
完封勝利に貢献したDF吉本(左から2人目)とDF平松(右)=小平グラウンドで(岩谷純一撮影)
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柏 | 4 |
2-0 2-1 |
1 | FC東京 | |
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前39分 田中 前48分 田中 後1分 工藤 後42分 田中 |
得点者 |
後38分 石川 |
東京は最後まで負の連鎖を断ち切ることはできなかった。PKを2度奪われ、そこにミスも重なった。今シーズン最多タイの4失点、今季最大の3点差がついてしまったが、不運な失点が大敗を招くきっかけとなった。
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