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01 Dec 2013 16:02

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淡路島に漫画・アニメパーク計画 「クール・ジャパン」後押し

SankeiBiz 11月27日(水)8時15分配信

淡路島に漫画・アニメパーク計画 「クール・ジャパン」後押し

「淡路マンガ・アニメアイランド」のイメージ図。卵形のシアターなどを建設する(パソナグループ提供)(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 兵庫県の淡路島に漫画とアニメのテーマパークを建設する計画が動き出す。島の北部にある県立淡路島公園(淡路市)の活性化に向け、県は人材派遣大手、パソナグループ(南部靖之代表)が提案した事業「淡路マンガ・アニメアイランド」を採用。世界的にも人気の高い日本のアニメや漫画などのコンテンツを集め、ハイテク映像を駆使したアトラクションも整備するもので、2017年中に開業して国内外から年間500万人の観光客の誘致を目指す考えだ。

 淡路島公園は1985年に島の丘陵地帯に開園したが、来場者は年間約200万人程度にとどまっている。このため、87ヘクタールの公園敷地のうち4.3ヘクタールを対象に県が活性化策を公募し、11月中旬に事業計画を選定した。

 パソナグループの計画では、ミュージアム棟やショップ棟、エントランス(玄関施設)など5つの建物を整備。森の中で鳥が巣を作って卵を育てる様子と、日本で生まれた漫画やアニメの今後の新たな展開をイメージして、施設全体に卵のデザインを採り入れる。

 建物の中には、立体(3D)映像に加えて風、におい、振動なども体感できる「5Dシアター」をはじめ、アニメ映画や漫画のミュージカル、演劇などが楽しめる劇場やレストランを設置。漫画やアニメの原画、関連グッズも展示、販売する。

 具体的なコンテンツの検討や版権などの交渉などはこれからだが、パソナは「宇宙戦艦ヤマト」や「ポケットモンスター」など日本を代表するアニメ作品やキャラクターに出会えるテーマパークを想定。既に「鉄腕アトム」など手塚治虫作品の版権を管理する手塚プロダクション(東京)の関係者らを淡路島に招いたほか、人気漫画の原作者らにも協力を要請しており、世代を超えて楽しめる「ハイテク公園」にしたいという。

 日本の文化や生活産業の海外展開などを進める「クール・ジャパン戦略」に取り組んでいる経済産業省は、テーマパークへの海外からの集客が順調に進めば「日本のアニメの海外への発信基地となり、クール・ジャパン戦略に大きな貢献をしてくれるはず」(クリエイティブ産業課)と期待を寄せる。

 淡路島は日本で最初に生まれた「くにうみ(国生み)の島」と伝承されることから、パソナは「未来の日本の産業を育み、新しい日本を生み出していく場所として最適」として今回の事業を提案したといい、「クール・ジャパン事業に資するものになる」とアピールする。

 関係者の間では、関西空港から海賊船に見立てた高速船で結ぶ▽神戸からアニメキャラクターの形をしたシャトルバスを走らせる−といったアイデアも浮かぶ。パソナは今後、デベロッパーや大手商社、金融機関などとコンソーシアム(企業連合)を組み、資金の調達も含めて事業の具体化を急ぐ構えだ。

最終更新:11月27日(水)8時15分

SankeiBiz

 
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