東京五輪、「日本文化」総動員でおもてなし 国が検討
朝日新聞デジタル 11月30日(土)18時20分配信
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて文化庁が、世界遺産や和食から、祭りにアニメまで日本の文化を総動員した「文化プログラム」を検討していることがわかった。19年秋から20年夏にかけて、全国の名所を「文化おもてなしロード」で結び、海外の芸術家1万人に盛り上げてもらうことも考えている。
文化プログラムは、五輪憲章で実施が義務づけられている。昨夏のロンドン五輪では約3カ月間に、世界中から2万5千人を超える芸術家が音楽や演劇のイベントに出演、五輪を盛り上げた。
文化庁は20年夏に、音楽や美術、アニメなどの「芸術競技大会」、世界各地で同じ歌を歌う「10億人合唱祭」の開催を検討。プログラム案では、期間中、各国から訪れる芸術家たちに、コンサートや芸術祭への出演に加え、秋のお祭りや春のお花見など季節に応じたイベントへの参加を呼びかける。富士山などの世界遺産や各地の伝統芸能、歴史的な街並みを巡回するコースを「文化おもてなしロード」として紹介、ユネスコ無形文化遺産に登録される見通しの「和食」も楽しんでもらう。(藤井裕介)
朝日新聞社
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最終更新:11月30日(土)18時20分
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