住友林業のツーバイフォー構法が地震などの外力に対して強じんな強さを発揮する秘密は 、6面体モノコック構造にあります 。建物の壁・床・天井をひとつの箱のようにした構造が外力をしっかりと受けとめ 、住まいを守ります 。
壁、床、天井は、ランバー材と構造用合板が一体化したダ イヤフラムと呼ばれるものです。水平・垂直いずれの方向からの外力にも強く、地震などの力に対して倒壊や変形を防ぎます。
4階建ての1階から4階までの壁を、各階ごとに長尺ボトルで緊結する先進のアンカータイダウンシステムを採用。地震や台風時に建物に生じる引き抜き力に抵抗し、長く住まいを守ります。
強力な引き抜き耐力を実現従来のホールダウン金物では不可能だった288kNという画期的な引き抜き耐力を実現しています。 |
※(社)日本ツーバイフォー建築協会と独立行政法人建築研究所(当時)などが1987 年共同実施した実物大火災実験
ツーバイフォー工法は 、日本で初めて木造の耐火構造として認定を取得 。鉄骨造の家と同様に 、防火地域における多層階建ての「 木の住まい 」を可能にしました 。都市においても 、木の家ならではの心地よさを楽しむことができます 。
1階居室の出火後60分経過しても2階への延焼はなく、 73分経過した消火直前でも3階南の居室と小屋裏の温度は500℃に達することもなく、火も入りませんでした。
表面に炭化層を作り、燃えずに残った木。
木材は鉄と比べても火に強い建材です。たとえ燃えても表面に炭化層ができ、中心部までなかなら燃え進まず、強度低下も抑制されます。
天井や壁の内部に、せっこうボードを使用。構造材の温度が発火点に達するのを遅らせ、延焼を防ぐ効果があります。
温度の上昇を抑制内部に約21%の結晶水を含んだせっこうボードを使用しています。火災時に水蒸気を放出しながら熱を吸収し、天井裏や壁内部の温度が上昇するのを抑制します。 |
壁の内部や天井裏など、火が通る道を遮断するファイヤーストップ構造により、発生した火が家全体に燃え広がるのを防ぎます。