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【コラム】「韓国と日本、米国とより親しいのはどっち?」

 昨年春、ワシントン名物「桜祭り」のときのことだ。日本が1912年に3020本の桜をプレゼントしたのを機に始まったこの祭りが100周年を迎えたことから、日本はこれを「日米関係復活」の象徴にしようと、文字通り総力戦を展開した。桜祭りをサポートするための外交官を別途派遣したほどだ。しかし、異常ともいえる暖冬の影響で桜は例年より1カ月以上も早く咲いてしまい、祭りが始まるかなり前の3月下旬には既に散ってしまった。日本があれほど一生懸命準備していた公式行事は「桜のない桜祭り」になった。そのとき「天も日米関係に味方してくれないのか」と言った日本の関係者のため息が昨日のことのように思い出される。

 これはわずか1年半前のことだ。当時ワシントンで感じた米日関係は、事実これまでで最も冷え切っていた。日本の不安な政治状況や米軍普天間基地をめぐる確執が相次ぎ、米当局者の間で「日本を信じられない」という話が公然と飛び交っていた。

 焦りを見せるワシントンの日本大使館とは違い、韓国大使館は余裕しゃくしゃくだった。韓米自由貿易協定(FTA)締結、李明博(イ・ミョンバク)大統領の国賓訪問、上院・下院合同演説といった好材料が続き、オバマ大統領は演説するたびに度が過ぎるかと思われるほど頻繁に「コリアの経済の奇跡と教育熱」を賞賛した。「韓米関係がこの調子で続くなら、外交官としてやりがいがある」と言った韓国人外交官の言葉は当時の状況を象徴している。

 しかし、最近のワシントンの空気が当時と違うことは既にご存じの通りだ。韓米間に何か問題が発生した訳ではないが、これまでの状況を考えると米日関係の「反騰」はあまりにも劇的だ。米国に対して素っ気なかった以前の日本の民主党政権とは異なり、対米外交に全てを懸ける安倍晋三首相に対し、米国が前向きに応えているからだ。今年初めに安倍首相がワシントンを訪れて「日本が帰ってきた」と宣言したときには「オーバーだ」という声が多かったが、今これを疑う人は一人もいない。要請する前に安全保障の負担を分かち合おうとし、ラブコールを送り続ける日本を見る米国の目はこれ以上ないほど柔らかくなった。

 ワシントンにいる各国大使たちも接し方に苦労しているジョン・ケリー国務長官が先日、日本関連のイベントに相次いで参加し、日本の大使と和気あいあいとした様子で語り合っていたのがこうした空気を物語っている。ケリー国務長官は折に触れて「より多くの役割を果たそうとする安倍首相や日本の努力は非常に喜ばしい」と絶賛を惜しまなかった。おそらく昨年なら、韓国の外交官たちはこれを「よその家で祝い事があったからあいさつとして言ったまでだろう」と悠然と構えていたはずだ。しかし、今回は「最近の韓日間の確執を考えると、そこまで言うのは適切でないだろう」と不満を表している。それを見ると「対米関係の焦り」は今、韓国側に生じているようだ。

 韓国外交の最優先事項が対米外交であることは、いくら強調してもしすぎることはない。しかし「米国と親しいのはどっちなのか」と競い合い、一喜一憂しなければならない現状は、経済規模世界第15位の国に似つかわしくない気がする。

ワシントン=イム・ミンヒョク特派員
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