東京オリンピック開催が決定した後のラジオ番組でもかねてからの主張通り「日本海側のメタンハイドレートは実用化し易い」と語っていた。(ザ・ボイス9月12日放送分、26分50秒ころから)
だが以前も「愛国を芸風として利用するペテン師・青山繁晴」に書いた通り、日本海側の表層型メタンハイドレートは一見採掘しやすそうに見えて実は技術的にぜんぜんメドが立っていないのである。深海で削ってどうやって海上まで運ぶというのか。
一方太平洋側の砂層型メタンハイドレートは減圧法の工夫により原油のように自噴させられる可能性がありどう考えてもこちらの方が実用化に近そうである。(「メタンハイドレート「2万m3」採掘の衝撃! メタンハイドレートの夢を力に「資源大国日本」へ」 第2回:PRESIDENT Online - プレジデント)
ところで上のラジオ番組でも少し触れられていた「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合(通称、日本海連合)」。青山繁晴氏の呼びかけで昨年9月に日本海側10府県が参加して発足したらしいのだが、この「日本海連合」のホームページを見て驚いた。ほぼすっからかんの開店休業状態なのだ。(「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」)
リンクをクリックしてもほとんどが「ただ今工事中です。しばらくお待ちください。」というアナウンスばかり。
「海洋エネルギー資源とは」
「組織概要」
「活動状況」
「関連リンク」
(上記はいずれも2013年12月1日時点でのpeeep.usによるウェブ魚拓)
かろうじて内容があったのがホームページ開設のお知らせと「メタンハイドレート採掘技術アイデアコンテスト」の告知のみ。
この「採掘技術アイデアコンテスト」というのがお粗末というか人を馬鹿にしてるというか、対象が中学生と高校生なのだそうだ。(http://www.nihonkairengou.jp/contest)
−−引用開始−−
1 趣旨
次代を担う中学生・高校生から、表層型メタンハイドレートの採掘につながる技術アイデアを募集し、柔軟な発想による優れた作品を顕彰することにより、国民のエネルギー問題への関心と、表層型メタンハイドレートの開発気運を高めることを目的とします。
(中略)
※入選作品の著作権は海洋エネルギー資源開発促進日本海連合に帰属します。
−−引用終了−−
「国民の関心と開発機運を高めるため」とか言ってるけど子供に採掘方法のアイデアを教えてもらうんだって。そして著作権は日本海連合にあるんだって。だいたい表層型メタンハイドレートの採掘が技術的に困難だと自ら認めているではないか。
青山繁晴氏は以前からマスコミで語っている「日本海側のメタンハイドレートは実用化し易い」という嘘をどう説明するのだ?
青山繁晴氏は自身が日本海側のメタンハイドレート開発を推進していることと「青山千春博士」その研究をしてることは無関係と繰り返し述べているが、そんなはずがないのは小学生でも分かる。全部利権。「おれの嫁さんにもっと研究費よこせや」ということだ。
おそらくこの組織には政府の資金の他、参加自治体の税金も投入されているんだろうね。
詐欺師青山繁晴に乗せられた都道府県も情けないが府民県民の皆さんも、それから全国民も怒りましょう。
青山繁晴の嘘に対して。
低之外
「低之外」、検索してみましたが中国語のページしか表示されないようです。
どういう意味か教えていただけますか?