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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]ミロティック有馬へ 重賞初挑戦V

2013年12月1日 紙面から

先頭に立ったカレンミロティック(右)がラブリーデイ(右から3頭目)を突き放す=中京で(今泉慶太撮影)

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 中京開幕週初日のメーン「第49回金鯱賞」(GII・11月30日・芝2000メートル)は、離れた2番手を追走した単勝3番人気のカレンミロティックが直線抜け出して、重賞初挑戦で勝利を飾った。池添謙一騎手(34)はJRA重賞通算61勝目、平田修調教師(53)は同10勝目。ラブリーデイが2馬身半差の2着、ウインバリアシオンが3着に入った。1番人気のメイショウナルトは軽快に逃げたが、直線で失速し、最下位の14着だった。

 北海道で眠る音速の貴公子が金鯱賞で輝いたのは1998年のこと。あれから15年。色あせない記憶と伝統を今年も後輩たちが引き継いだ。この日は「中京競馬場開設60周年記念 思い出のベストホース」で大賞に選出された“サイレンススズカ”デー。伝説と化した名馬の思い出に彩られたターフを先頭で駆け抜けたのは、カレンミロティックだった。

 「1週前の段階では、どうかなと思っていたのですが、返し馬がとてもいい感じでしたから、仕上がったと感じました。4角先頭というのはイメージ通りでしたし、本当によく頑張ってくれました」。主導権を握ったメイショウナルトを前に見る形。2番手で折り合い、しっかりと抜け出して見せた池添は、笑顔でお立ち台に上がった。

 8月の札幌日経オープンで8着に敗れて以来の実戦。ハードルは低くない。ただ、送り出す平田師はあるプランを温めていた。「勝てば有馬記念へ。オーナーと話してそう決めていたんです。軽い馬場でペースも良く、力を発揮できる条件がそろっていましたが、この馬自身、ピークを迎えつつあることも確かだと思います」。調教助手時代、担当するダイユウサクで有馬記念を射止めた指揮官は、夢舞台へと思いをはせた。

 昨年はオーシャンブルーがこの金鯱賞(1着)からグランプリに進み、銀メダルを獲得した。今年も最終予選を突破したミロティックが、胸を張って中山へと向かう。 (中京取材班)

 

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