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【スポーツ】ニッポン2日連続オール金 永瀬 世界選手権金銀を撃破2013年12月1日 紙面から
◇柔道グランドスラム東京柔道のグランドスラム東京第2日は30日、東京体育館で男女4階級を行い、日本勢が前日に続いて全階級を制した。男子は81キロ級で20歳の永瀬貴規(筑波大)が、ことしの世界選手権金、銀メダリストを連破し、オール一本勝ちで初優勝した。73キロ級はロンドン五輪銀メダルの中矢力(ALSOK)が3年ぶり2度目の優勝。女子は70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)、63キロ級の阿部香菜(同)がともに初優勝した。 筑波大2年の永瀬は、世界のトップ2選手を相手に、磨いてきた足技を試せることがうれしかった。世界王者・ピエトリ(仏)との決勝。先に指導を科されたピエトリの動揺を見透かしたかのように、永瀬は向かってくる相手を右足でさばいて1回転。準々決勝で世界銀のチリキシビリ(グルジア)を破ったのと同じ足車で仕留めた。 「あの指導が大きかった。あとは体が自然に動いた」。11月上旬の講道館杯に次ぐビッグタイトルを、堂々の全5試合一本勝ちで手にした。 日本の弱点階級といわれて久しい男子81キロ級。金メダリストは13年前のシドニー五輪での滝本誠以来現れていない。日本男子代表の井上康生監督は「この大会でおまえが出てこい」と、長崎日大高時代から注視してきた永瀬をあおった。永瀬は「期待してもらってうれしかった」と意気に感じて結果を出した。 「リオ五輪に少しは近づけたが、これからが本当の勝負」。勝って浮かれず、今冬の欧州遠征へ気を引き締めた。 (武藤康弘) PR情報
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