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【大リーグ】

ダルビッシュと二枚看板!? プライス移籍先にレ軍が浮上

2013年12月1日 紙面から

 ダルビッシュと無敵の“二枚看板”!? レンジャーズが、レイズのエース左腕デービッド・プライス(28)のトレード移籍先として最有力候補に浮上した。29日の大リーグ公式サイトが「レンジャーズに分があり」と題した特集記事を掲載。米放送局ESPN(電子版)も「実現すれば、ダルビッシュとプライスでポストシーズンも無敵の先発ローテを組める」と報じた。今オフにプライスがトレード放出される可能性は高く、ダルビッシュにとっても吉報を待つ冬となりそうだ。

 ダルビッシュとプライスで40勝−。そんな夢が現実味を帯びてきた。プライスのトレード移籍先を特集した大リーグ公式サイトは「レンジャーズに分があり」と断言した。その理由は、提示できる交換要員の選択肢が幅広いからだ。

 レ軍が提示できる最大の目玉は、将来のスーパースター候補、20歳のプロファー遊撃手だ。今オフは既にトレード要員として名前が挙がっていた。さらには、フィルダー一塁手をトレード獲得したために放出可能となったモアランド一塁手も、レイズは以前から興味を示していた。

 ESPNは、他の交換要員候補としてオガンド、ホランド、ペレスの投手陣も提案。プライスを獲得できるならば、これら大物投手の放出もあり得ると予想した。

 では、実際にレイズはプライスを放出する可能性はあるのか? ESPNのクラスニク記者によれば、メジャー首脳陣の21人中17人が「トレード放出する」と答えたという。あと2年でFA権を手にするプライスの来季年俸は1400万ドル(約14億円)前後。これはレイズの年俸総額の20%超で、常に資金難に悩むチームにとっては大きな負担だ。さらに、11年はガーザ、12年はシールズという主戦級の先発投手をトレードで放出したが、ともにFA権獲得まであと2年という時期だった。プライス自身も10月、「前例を考えても、トレードは覚悟している。それがレイズの投手に関する戦略だから」と腹をくくっている。

 プライスといえば、昨年にダルビッシュがマウンドの硬さに悩んでいた際、プライスを参考にして踏み込む足を調整し、復調したことで知られる。昨年の球宴でも、ダルビッシュは登板こそなかったが、プライスらと会話して楽しかったと明かした。

 プライスは今季こそ左上腕三頭筋痛で約1カ月半離脱し、10勝8敗、防御率3・33に終わったが、12年は20勝でサイ・ヤング賞を獲得。ダルビッシュと同僚になれば、今季の楽天でマー君&則本がマークした計39勝を超える40勝も期待できそうだ。

 

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