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【福島第一原発の現状】使用済み取り出し開始 核燃料、共用プールで保管今週(二十三〜二十九日)の東京電力福島第一原発では、4号機原子炉建屋の上部にあるプールから初めて使用済み核燃料を取り出す作業が始まった。 使用済み核燃料は、核分裂で生じた極めて強い放射線を出す物質を含んでおり、破損すると周辺が放射能汚染される心配がある。東電は十八日から、やや危険性が低い未使用核燃料を取り出して作業手順を確認。大きな問題はないとして使用済み核燃料の作業に取りかかった。 まず二十六日に六体を、二十七日に十六体をそれぞれ輸送容器に移した。燃料は今後、建屋から約百メートル離れた保管施設「共用プール」で保管される。 4号機のプールにある約千五百体のうち約九割は使用済み。東電は使用済みから優先し、一年余りかけて共用プールに移す。 また、二十八日には、汚染水を循環させ、溶けた核燃料がある1〜3号機の原子炉に冷却水として送り込む配管を来年度末までに短くする計画を発表した。配管の延長を現在の三キロから〇・八キロにすることで、配管の途中から水が漏れ出すリスクを減らす。 PR情報
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